A藤君とその部下らで飲むことになった。30代のH部さん、メジャリーガー筒香選手似のS川さんである。店はA藤君があらかじめ、決めてくれていた「さかなや道場」である。御徒町駅ガード下外側の店。多分、「居酒屋さすらひ」で、「さかなや道場」訪問は初めてじゃないかな。2回続けてチムニーグループの店である。
この「さかなや道場」、ちょっと変わっている。研修センターを兼ねた店なのだ。外国の、とりわけベトナム、ネパールから来た若者の研修センターとなっているのだ。だから、お客さんは寛容な気持ちで接してね、という訳である。
我々のテーブルには主にベトナムの若い女性が接客にあたってくれた。
「飲み放題、出来ますか?」
という質問にも、快活に、そして明朗に答えてくれた。もう、研修を終えていいレベルにあると思うのだが、まだダメなのか。
「飲み放題」は1,500円/人。
居酒屋業界だけでなく、日本の多くの業界では労働人口が不足している。このため、日本は技能実習という悪名高い制度をこしらえた。表向きは技術の移転であるが、現場の運用はそうではない。完全に人手不足の調整弁である。自分が働いている業界でもそうだが、「外国人を雇った」という言い方をしている。どれだけ、人を馬鹿にした話なのか。だから、居酒屋で働く外国人を見ると、いいように使われているのだろうなと思ったりする。だが、今目の前に若いベトナムの娘に悲壮感はない。いや、もしかすると研修を終えて赴任したところで、現実を思いしるのかもしれない。
飲み放題のしょっぱなは、生ビールにしておいた。
そして何故か、お通し(無料)がスープ。
あとのつまみは若いのが適当に頼んだ。
「アジフライ」(190円)。
「昭和のお母さんのから揚げ」(390円)。
「厚切りハムカツ」(290円)。
なんだ若者よ。揚げ物ばっかじゃねぇか。
しかも、せっかくの「さかな屋道場」なのに、魚は鯵しか頼まないのか。
前回、東所沢で飲んだS木君も同じことが言えるが、近頃の若者は酒が好きじゃないな。全ての若者がそうとはいえないが、この数年間で入社してきた30代以下の社員7人中、誰一人酒好きがいなかった。決して飲めないことはない。けれど、積極的に飲む奴は皆無だった。
座は一同、「キンミヤ酎ハイ」にチェンジ。
結局、我々が飲んだのは「スーパードライ」10杯、「キンミヤ酎ハイ」8杯、「ハイボール」と「ハイボールジンジャー」、「清酒 徳利」各一杯の計21杯。元はとれたかな。
※この酒場は緊急事態宣言発出前に訪問。
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