※緊急事態宣言発出前に訪問。
新橋烏森の「晩杯屋」は2020年のコロナ禍で閉店した。だが「晩杯屋」はそれでもまだ駅のガード下にもう一つの店舗を持っていた。「新橋SL広場店」である。ただ「晩杯屋」の趨勢は下り坂に差し掛かっていた。もはや今、立ち飲みチェーンの雄ではない。
「新橋SL広場店」は新橋駅北口、SL広場側のガード下。立地としては申し分もない。だがこの店、極めて換気が悪かった。いや、もしかするとただ単にエアコンが壊れていたのかもしれない。入店した際に、もあっとした空気が体を包み、これは尋常じゃないと思った。だから「ゴールデンチュウハイ」を飲んでも気持ちは爽快にははらなかった。
とにかく暑い。自分はある程度暑さには耐性があるはずなのが、この暑さはヤバかった。まるで蒸し風呂だった。隣の客に話しかけてみた。
「なんか暑くないすか」。
「エアコン効いてないよね。いつもはこうじゃないのに」。
やっぱり。
夏場を迎える中、この状況は尋常じゃない。何故かカウンターにはうちわが用意されていて、それを片手で扇ぎながら酒を飲んだ。
「いつも、どこに行っているんですか」と隣の御仁に聞くと、「まちまちだよ」と返ってきた。この「晩杯屋もたまに来るよ」。
今まで何店もの「晩杯屋」に来たけれど、この店はワーストの部類に入りそう。ちなみに自分の中でのワーストは新宿の思い出横丁のお店かしら。
いつしかこの暑さにいるのが辛くなって店を出た。
「ゴールデンチュウハイ」2杯で終了。
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