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中華さすらい 202 - 階の上からオーダーを叫ぶ - 「食楽」(台東区寿)

2024-06-08 07:12:20 | 中華さすらい

「ひととなり」で一品しか食べてないから、お腹は満たされない。もう一軒行こうかと歩いていたら、微妙な中華を見つけた。

「食楽」。

情報誌みたいな屋号。しかも看板は自作している風。

まぁ、ここでいいか、という感じ。中国人中華である。店内は変わった作りで、一階がほぼ機能していない。2階に通されてテーブルについた。

お店は空いていた。若いカップルがひと組だけいた。

「紹興酒」のグラスと「腸詰」をオーダー。

すると、「紹興酒」と何故か「サラダ」が出てくる。このサラダ、お通しなのかしら。

厨房が一階にあり、わざわざお店のお母さんが階段を昇り、オーダーを出してくる。結構難儀な仕事である。

「紹興酒」は常温でいただいたが、ざらめをもらった。疲れているのか、甘いものが欲しい。

やがて、「腸詰」が届けられ、オーダーが揃った。

その「腸詰」が意外にもおいしかった。意外というのも失礼だが、正直どんなものが出てくるか、一抹の不安があったのも事実。それだけお店の外観が心許なかったのでらある。

お店のお母さんはオーダーのデリバリーを終えると一階へと引っ込んでしまう。お店の人を呼ぶのにブザーのようなものはないから、2階から階下に向かってお母さんを呼ばなければならない。

「紹興酒」のおかわりがしたい。そこで、階段の上に立ち、階下に向かって声を出した。

一瞬、中国人がよく言う、「ふーゆえーん!」と言おうかと思ったがやめた。

「お願いしまーす」。

自分、居酒屋などて、お店を呼ぶときに「すみません」と言ったことがない。あえて使わないようにしている。理由は特にないけど、ありきたりの言葉を使って、お店の人と客の関係にならないようにしているため。

すると、階段の下にお母さんが現れた。

「紹興酒、おかわりね」。

「はい」。

こんなやりとりで、「紹興酒」を追加し、やがてお母さんが階段を使ってお酒を届けてくれた。

近年、タッチパネルの店が幅をきかせている。正直嫌だなと思う。でも、オーダーするのに、いちいち階下に向かって叫ぶのもちょっとね。ランチ時とか忙しい時はどうしてるのかしら。

さすが中国。

でも、自分はタッチパネルより、こっちの方が断然好きだな。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (怪鳥)
2024-06-10 12:40:37
ここは前を通ったことは幾度もあるが入ったことが無い店のひとつ。なかなかチャレンジャーだね!
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Unknown (熊猫)
2024-06-10 15:56:25
チャレンジャーと呼ばれるほどではないと思うよ。
日本人の町中華とは全く異なる中華は、いろんなサプライズがあって面白い。
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Unknown (怪鳥)
2024-06-10 17:31:42
店の中が相当変わった造りだし、喫煙可っぽいからさ~。
うちの会社の人間は誰も行ったこと無いぞう。
確か隣にも中華があったような・・・・・。
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Unknown (熊猫)
2024-06-10 19:05:01
確かに隣も中華だった。でも隣の「食楽」を選んだのは変わっていたからだと思う。

面白いよ。浅草界隈。
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