埼玉県北本には、Bザイのセンターがあり、たまにこの駅を利用するが、いつも素通りしてきた。そもそも北本には縁がなく、「居酒屋さすらい」でも訪問したことがない(「お風呂さすらい」で北本は一度登場)。
その北本駅には、何故か駅そばがあった。ターミナルでもない、このローカルな地に。駅そばは、「中山道」。JRの飲食部門の子会社、NREが運営する駅そばである。「中山道」は埼玉県内のJRによく見かけるチェーン店だ。
その「中山道」の北本店が閉店した。利用者が少ないのだろう。また、駅そばの灯りが消えた。拙ブログでは、閉店のお知らせは今年3店目。駅そばは斜陽である。様々なファストフードが乱立する中、蕎麦はもはや、ファストフードの代表格ではないのだろう。寂しい限りである。
「冷やしたぬきそば」。
椀型の器に盛られた蕎麦はゆで麺。蕎麦比率は言うまでもなく低い。天たまとわかめのみの具材。特筆するものはなく、あまり書くべきことがない。
だからなのか。特徴もない駅そばが、市民の記憶から埋没してしまった。
多分、これからも駅そばの衰退は続くだろう。急がねば。全国の駅そばをコンプリートするために。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます