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居酒屋さすらい 1323 - 日本一の漁港を前に、豊かな魚介を味わう贅沢さよ - 「大衆酒場 ドリーム」(銚子市西芝町)

2018-05-10 22:59:56 | 居酒屋さすらい ◆地方版

千葉県銚子市。

なんたって、銚子魚港の水揚げ量は日本一。その上、日本で一番日の出が早く、銚子の犬吠埼は、ご来光のメッカ。醤油の生産も日本一じゃないかな。また、かつては高校野球を沸かせた古豪銚子商業の黒潮打線、今も千葉県民の誇りだ。

南房も見所いっぱいだが、銚子はやっぱり特別だ。何回も言うが、銚子の水揚げ量は日本で一番である。


2年ぶりの銚子。

仕事の宴会が終わって、外に出た。

21時。JR駅前の商店街は、もう店が締まりかけている。田舎の商店街は、夜が早い。

さて、店を探すが、まさか立ち飲みはないよな。なんて思いながら、駅まで歩いてみたが、立ち飲みはおろか、居酒屋すらない。駅前に唯一あった居酒屋が、「ドリーム」。しょぼい名前だなと思い、もう少し、駅の周囲を歩いたが、やはり居酒屋は見つからなかった。

仕方ない。「ドリーム」に行くか、と扉を開けたら、その向こうは、思っていた雰囲気と全く違った。いい意味で期待は裏切られた。

店は満員盛況。ものすごい熱気である。てきぱきと働く店員さんとお客の一体感がすごい。その空気がびんびん伝わってくる。ボクは、ものすごくいい店に来てしまったんじゃないか。ふと、鳥肌が立った。

唯一、開いていたカウンターに座り、頭上を見上げると、無造作ながら、美しくもある短冊メニューの数々に、またもや感動を覚える。どれもこれもおいしそうで、しかもやすい。「食べてくれ」という、お店の思いが、溢れかえらんばかりにボクの胸に伝わってくる。

マジでヤバい。

短冊メニューにある、丸銚マークは、恐らく地元で水揚げされたものだろう。さすが銚子。

「まかじき」(400円)、「いなだ」(300円)、「あじ」(400円)、「さわら」(400円)。魚影が濃い!

ぎょえ~。なんて、豊かなんだろう。

さて、何を飲むかと店を眺めると、おっと!ホッピー。こんな関東最東端の地にホッピーとは。

ホッピーに、「ぶつもり」(400円)を頼んだ。既にボクは、仕事の宴会で、さんざん鯖をいただいていたのだが、ここはもう勢い。

その「ぶつもり」が凄かった。赤身と大トロ。それもまた分厚い。しかも、中おちまでついてくる始末。これで400円とは!にわかに信じがたい。

しかもうまい。

メニュー表に見慣れぬ文字があった。

「ながらみ」。塩ゆでで400円とか。

お店のおばさんに、「ながらみ」とは何かを尋ねてみた。店はてんてこ舞いの状態だから、質問するのも気が引けたが、その店員さんは、懇切丁寧に「ながらみ」を教えてくれた。どうやら、それは貝らしい。これが、またコリコリとしてうまかった。

しかも、貝殻がまた美しく。棄ててしまうのが、もったいない。

お腹はもうはちきれそうだったが。食欲は衰えなかった。けれど、明日はバスの移動になることから、自重して、最後の一品を選んだ。それが、「いか納豆」。驚くことに、これが僅か100円。地物のいかではないが、これがまたうまい。

まだまだ、うまいものを堪能したかったが、腹がいっぱいで危うい。今夜は撤退するが、いつかまた来られる日が来るだろうか。なんて、豊かな地なのだろう。

銚子で見つけた、最高にご機嫌な酒場に、ボクは素直に嬉しくなった。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (怪鳥)
2018-05-11 10:32:24
これは良さそうな店ですね。自分も今度銚子に泊まってみようかしら・・・・。
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Unknown (熊猫)
2018-05-11 14:30:24
一度は行ってみてください。
成田とは違う魅力があります。
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