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居酒屋ブログを何年もやっていると、リピートする店も多くなっていく。
少しずつ、自分の好みの店が固定化するとともに、だんだん冒険もしなくなっていく。歳をとったのかもしれない。
この日は、人生の兄貴Y澤さんとの飲み会。京成線沿線で飲むというテーマで、ボクは高砂まで出掛けた。
酒場の探索をしてみたかったが、お互いてっとりばやくビールを飲みたかったので、高砂を代表する酒場「高砂屋」に行くことにした。
二度目の訪問である。
昭和22年の創業。
今年で68年を迎えた老舗の居酒屋はカウンターが主体の店。古木のカウンター席が渋い。その黒木がつやつやしたカウンターには、かごに入った食材が並び、酒客の目も楽しませてくれる。
カウンターに陣取り、瓶ビールをいただく。
キリン、クラシックラガーは以前のままだ。
そして、おもむろに手書きのメニューを覗きこみ、酒肴を物色した。
「ポテトサラダ」に「煮込み豆ふ」。
まずは定番から。
「高砂屋」のもうひとつの特徴は、美人のお姉さん方が粒揃いということ。
老若問わず、美人のお姉さまがカウンター越しに応対してくれる。ひとりで訪問の際は、はじめの一杯をお酌もしてくれる。
酒肴は330円から。
魚メニューが充実しており、わたしたちはその中から、「タコぶつ」と「いかごろ焼」をオーダーした。そうすれば、飲み物は当然お酒。2月の深まる冬には燗酒がちょうどいい。
肴は総じておいしく、味付けも濃くない。
間違いのない酒場。
酒、友、肴、そしてお姉さま。
人生に必要なすべてのものがそろっている。
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