しばらく、食べていなかった「煮こごり」。「アキバの酒場」で、久々にいただいたら、どうにも我慢できず、来ちゃいました。「味の笛」に。
またもや、「たきおか3号店」に届かず。意図しているわけではないのだが、ここ最近ずっと「たきおか」とはご縁がない。
さて、「味の笛」。
カウンターに出向くと、しっかりと「煮こごり」があった。時々、置いてないことがあるので、注意しなければならないのだが、この日はしっかりとあった。この「煮こごり」を確保し、「越の白鳥」をいただく。
琥珀色と緑の小瓶の組み合わせ。これはもうアートだ。美しい彩りに、まずはうっとりと目から楽しむ。琥珀色の芸術は、箸をつけるのがもったいない。意を決して、箸を伸ばし、一口いただく。口の中で、優しく溶けていく。うまい。鮮烈な味わいがある訳ではないが、この朴訥とした味がたまらないのだ。その「煮こごり」に合うのが、「越の白鳥」。辛口の酒は、「煮こごり」の甘味を引き出し、静かに融合させる。たまらなくうまい。
「味の笛」の素晴らしさは、あてと酒がマリアージュになっている点だ。多分、狙ってる。さすが、吉池グループ。いや、もちろん、「味の笛」のあては、全ての日本酒に合うようにできている。さすがだ。その代表格が、「煮こごり」と「越の白鳥」。美しくうまい。「味の笛」のマストメニューだ。
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