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湯島で仕事を終わりにして、アメ横に来た。一人で自由に飲めるのも、アメ横に来るのも久しぶり。 どごで飲もうか、全く考えていなかったが、アメ横に入った途端、まるでスイッチが入ったように思いついた。
「西口やきとん」の後に出来た店に行ってみようか。
「西口やきとん」が店を閉めて、その後にま台東区酒場がオープンしたことは、風の噂で知っていた。実は半年くらい前に、一度行ったのだ。その時は店内に灯りはついていたものの人の気配がなかった。試しにドアを開けると、ドアは開いた。どういう訳だろうか。
「こんにちは〜。営ってますか〜」と店内に向けて声を出してみたが、なしのつぶてである。そうするうちに、サラリーマンの集団が現れた。
「何? 営ってないの?」 とリーダー格の男が、自分に聞き、「分からないんですよ」と答えると、今度は彼が店内に声をかけた。
「すみませ〜ん」。
しかながら、自分のときと同じように、誰からも返事はなかった。それを見て、「まるわ」は諦めたことがある。
さて、今日はどうかなと、店に来ると、営ってた、営ってた。何人かのお客さんもいる。戸を開けて、お店に入り、立ち飲みスペースにポジションした。何しろ、「西口やきとん」時代から、店内のレイアウトは変わっていない。聞くところによると、このお店は、「西口やきとん」の社員さんが独立してはじめたお店とのこと。全店から、ほぼ踏襲である。
「ホッピー」白と、一瞬メニュー表示の視界に入った「タン刺し」をオーダーした。
「西口やきとん」は、レジェンドと呼ばれる鮮度のいいホルモンが仕入れられる。刺しものも期待できるだろうと思ったが、実は期待外れだった。
味がない。
うむむ。
「宗屋」の味を知ってしまったら、ちょっときつい。「宗屋」の「タン刺し」は、自家製タレがついていて、それが抜群にうまい。「まるわ」の「タン刺し」は、素材は悪くないが、味付けはにんにくだけで淡白だ。
ただ、焼き物はさすが。ネギマもつくねも満足度は高くて、これなら、「ほていちゃん」に行くより、断然楽しい。
タレは「西口やきとん」そのもの。素材と調和した見事なタレ。この味、結構好きだな。
店の奥のテーブルには、女子一人客。厨房側カウンターは常連さん。なんか虫が飛んできたなと、その行方を追っていると、その常連さんの背中に止まった。よく見ると禁断の虫だった。店員さんも、その背中をまじまじと見ていたけど、スルーしていた。
「西口やきとん」時代と比べても、遜色ないコスパと品質。悪くない。
〆を「ウィンナー」にした。このメニューは嬉しい。
ジャンクだし、BBQっぽくて、祭りっぽい。
アメ横のヒエラルキーは、「大統領」、「たきおか3号店」だったが、ここに、「まるわ」が割って入ってきた。
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