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【今日のコーヒー&パン】 20201123-20201129

2020-11-29 13:47:09 | 【今日のコーヒー&スイーツ】

11月29日(日)Workshop・さくら(小樽市手宮)のマンデリン/メゾンカイザー 西武池袋店(豊島区南池袋)の食パン

こんにちは。

東京新聞に連載されている島田修三氏の「昭和遠近」。当時詠まれた短歌から昭和を回想する欄です。数週間前の当欄に掲載された喜多昭夫氏の「青夕焼」には、尾崎豊に絡んだ一首があり、そこから透けて見える昭和の世相について島田氏が書いています。尾崎の「卒業」の詩を要約し、その時代に吹き荒れた校内暴力と荒廃する学校教育について、「昭和終焉の半世紀は若者の暴力の時代」と結んでいます。あぁ、図らずも島田氏はまさに「卒業」で歌われた「かよわき大人の代弁者」を自ら浮き彫りにさせてしまったようです。

確かに、昭和の終わりの学校現場は荒んでいましたが、それは一方的に生徒が暴れたもこではありません。忘れてならないのが教師の体罰。そのことをさておいて、昭和の後半は若者の暴力の時代と言い切ることはできないでしょう。島田氏は愛知淑徳大学の学長という立場。その立ち位置から語るのはいかにもと思わせてくれますが、一方では歌人でもあります。体制側からの視点しか持てない頭はクリエイティビティが欠けているのではとも思うのです。今日は尾崎の55回目の誕生日です。

11月23日(月)Workshop・さくら(小樽市手宮)のマンデリン/スマイルキッチン(北区東十条)の「スマイルブレッド」

おはようございます。

昨日は週刊少年ジャンプ連載中の「ドクターストーン」の話題を書きましたが、今日は「鬼滅の刃」について。東京新聞の記事で気になったのが、「鬼滅」を子どもに読ませていいものかという親の意見を2度目にしました。どうやら炭治郎一家が殺される場面を子どもの目に触れさせたくないようです。気持ちは分からないでもありませんが、死の概念を遠ざけてしまうことが果たして子どものためになるのでしょうか。核家族化する以前の日本の家庭には祖父母名がいて、子どもは自然に生老病死を学んできました。いつしか、それがなくなり、死は我々の生活からどんどんリアリティのないものへと変化していきます。そればかりか、死は忌み嫌うものとして子どもらの目から遠ざけられていきました。1993年に出版された「完全自殺マニュアル」は世論から賛否両論を受け、多くの自治体から有害図書に指定されました。自殺を奨励する本はけしからんという意見です。年間3万人もの自殺者を出す世界でも類を見ない先進国なのに、いかにも臭いものに蓋をするという世の中の現実。死は自分らの隣にあるはずなのに、そこから目を背けさせるという世の中。炭治郎の身に起きた残虐な事件は、現代社会において少なからず起きているにも関わらず。死と生は隣り合わせにあること、死があるからこそ、生はリアリティを持って現実に輝きを与えるのでないかと思うのです。東日本大震災が起き、福島から神奈川に避難してきた子がいじめにあい、書き残した言葉は世の中に衝撃を与えました。たくさんの人の死を見てきたから、僕は生きる。確か、こんな内容だったと記憶しています。死のリアリティを目の当たりにしていない子と彼。果たして、「鬼滅の刃」ですら読ませたくないと考える家庭に育った子はどちら側の人になるのでしょうか。

3日続けてパンの朝食です。久々に「スマイルキッチン」のパンです。

昨夜、みーさんから「尾張屋」の天丼の画像をいただき、ブログも更新しました。みーさん、画像ありがとうございました。

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2 コメント

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Unknown (ジャン)
2020-11-23 11:57:12
凄い秀逸な文章、さすがです。
私めのやっつけ文体が恥ずかしいくらいです。

スナックの女性が鬼滅を見に行ったそうです。シーンによっては子供から悲鳴が上がったとか。

天丼見ました。なるほと尻尾が出てますね。
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Unknown (熊猫)
2020-11-23 16:00:04
ジャンさん。
いつもありがとうございます。

ジャンさんのブログは何日も前から仕込んで書かれてるんですよね。自分の方がやっつけですよ。これも風呂掃除しながら、今日は何を書こうか考えて、早く書いてゲームしたいなと思いながらまとめたものです。

「鬼滅の刃」、大人気ですね。子どもらにとって、そろそろジブリのファンタジーから抜け出したいという表れがあるのではと分析しています。
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