「富士屋本店」を出て、「兆楽」へと向かう途中、尿意をもよおした。できたばかりのきれいなビルに入って、トイレを借りたらテナントのインフォメーションが見えて、このビルの上の階にあるという食堂で、世界のカレーが食べられるという。
うわー、見なきゃ良かった。見ちゃったら、行かなきゃなんないじゃん。
そのインフォメーションには、こんなことも書いてあった。
「小宮山雄飛さんコラボレーション」。
どうやら期間限定で、WORLD CURRY FESTA(ワールドカレーフェスタ)というのをやってるらしい。日本全国のワールドワイドな指折りカレー店を厳選して、その店のカレーを提供するらしい。なら、もう行くしかない。
エレベーターで上階に上がって、お店に行くと店内は閑散としていた。
たまたまなのか。その閑散ぷり。
ミュージシャン、小宮山雄飛さんコラボでしょ? しかも「ザイカ・カレーハウス」、「紅茶屋さん」、「バーンタイ」とか、全国の名だたるカレー屋さんが協力しているというのに。
まぁ、混雑しているよりも、自分としては空いている方がいい。協力するカレー屋さんも魅力的だし、入ってみるか。
タイも南インドも経験してきたから、今後この先を考えて、「ザイカ・カレーハウス」のパキスタンカレーをチョイスした。このお店、以前「dancyu」に載ってたはず。富山にパキスタンがあった、みたいな特集で。
「チキンキーマアルー」(1,265円〉はインドのターリーとは、また違った趣き。互いに仲が悪く、宗教も違う国だから、それは充分予想はついたが、こんなに見た目が違うなんて。アルーとはじゃがいものこと。いかにも日本人好みのカレーをぶつけてきた感がある。しかもご飯だし。キーマといってもドライではなく、スープだし。これは結構、目から鱗。
カレーの影になって、見えないがヨーグルトがついている。インドでいうところのダヒィだ。
さて、一口いただくとかなりのスパイス感。重厚だし、様々な種類のスパイスがふんたんに使われているとみた。だから、適度に辛い。
ご飯はジャスミンライスで結構粘り気もあり、量も多かった。カレーは確かにおいしいことはおいしいのだが、なんか物足りなさもある。なんだかレトルトを食べているような。推測になるから、これ以上は言わない。でも、一番おいしくいただくのは、現地の空気で食べること。
「ザイカ・カレーハウス」か。いつか行ってみたいな、富山まで。いや、いつか行くぜパキスタン。本当に実現するかな。バックパッカーの続きは。
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