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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
きりん座 IC342 (リベンジか、追加露光か? その2)
2023年12月20日
|
天体写真(系外銀河)
あれっ(
その2
)とあるけど、(その1)と思われる
アンドロメダ銀河
の前回記事タイトルでは、
( )内が ”
リベンジではなく追加露光
” だったので、 少し変わってるんですけど?
よくぞ ご指摘してくださいました。
12月に晴れてくれた貴重な2夜を、新たな対象ではなく撮影済みの同じ対象を
追加露光することで総露光時間を増やし、
第2回天体写真展
への展示写真を得ようと試みたのですが ・・
実際は前回撮影画像が月明かりや薄雲でベストでないものがあり、
その場合は前回画像を捨てて新しく撮ったものだけで処理した方が良い場合があります。
その場合は結果として
リベンジ撮影
となるのですが、
中には今回のように 追加露光のつもりで撮ったものの、判断に悩む場合もあります。
今回は そんな追加露光のつもりで撮った12月4日夜の2タイトル目になります。
IC 342 銀河
(きりん座)
( 元画像の 60%に縮小 ほぼノートリミング )
( 上 が 北 になっています )
撮影DATA
: 2023/ 12/ 4 23:07’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 360秒 × 20枚 (
Gain150
) LPS-D1フィルター
ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています
これは11月21日に撮った画像の追加露光のつもりだったのですが、
どうも今回の方の写りがイマイチで
合わせて処理した画像でも 思ったほどの画質改善の効果が感じられませんでした。
前回撮影時の画像は ⇒
こちら
( 前回は6分露光26枚、今回が20枚ということから各画像のちがいはありますが ・・)
2夜分の画像を合わせた総露光時間5時間に近い処理画像です。 ↓
もしかすると、総露光時間が増えても見栄えがあまり変わらないのは、
天の川銀河面に近いため 分厚い塵やガスにさえぎられて ”
有名になれなかった
”
この銀河の特性なのかも知れません。
この夜の「只今撮影中ショット」になります。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年12月4日 23時57分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×7枚 ISO1600
ソフトフィルター使用
kiss DX(SEO-SP2)
三脚固定撮影
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今月13日より開催されていた第2回天体写真展
(主催 上越天体写真友の会)
は
ちょうど1週間の開催期間を経て19日に終了しました。
第1回目とは違った新しい試みとして、開催期間中の土・日には
会メンバーから説明員の配置と、撮影機材の展示もおこないました。
私の当番だった日曜日には降雪で足元の悪い中、遠くは新潟市から「新潟天文研究会」、
県外からは「黒部市天文同好会」の方もお見えになりました。
開催期間中の入館者は延べ200名越え
(開館受付の人の話では)
だったとのこと。
最終日の夜には友の会有志で反省会も開催し、
無理せず来年も頑張ろうと親睦を深め合いました。
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アンドロメダ大銀河と伴銀河(リベンジではなく追加露光その1)
2023年12月07日
|
天体写真(系外銀河)
週間予報では当分星空は期待できなかったのですが、
先日4日は予報とは違って昼間から青空となり、夜ももしかしたらと期待してました。
あいにく月はまだ下弦を過ぎておらず 23時前には上ってくるのですが、
このまま予報が外れれば 月が高くなるまでの6時間程度は撮影できるかと機材を設営しました。
結果的にはほぼ予報通り3時前には雲が出て撤収したのですが、迫っている天体写真展を意識して
先月21日夜に撮影済みの系外銀河2タイトルの追加露光と、
この先に期待して
オリオン大星雲
の短時間露光のみの撮影ができました。
今回はその1タイトル目の
アンドロメダ大銀河と伴銀河M110
の
追加露光
画像になります。
アンドロメダ銀河M31 と 伴銀河M110
(アンドロメダ座)
( 元画像の 60%に縮小 ほぼノートリミング )
左下に
M31
銀河の中心部が 、右上がお供の銀河
M110
になります
( 上 が 北 になっています )
撮影DATA
: 2023/ 12/ 4 20:01’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 360秒 × 28枚 (
Gain150
) LPS-D1フィルター
ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています
前回掲載記事に ” 月明りの無い夜に 再挑戦したいです ” と書きましたが、早くもその機会となりました。
ただ月明りはないのですが、前回撮影より約2週間がたったため南中時刻が1時間以上早まり
撮影開始時刻が早まったことにより 灯火の影響は大きいかもしれません。
前回11月の撮影記事は
⇒
こちら
今回の目的は追加露光による画質改善でしたので、前回画像を含めた画像処理も行いました。 ↓
ウゥーン?? 総露光時間は倍の5時間半になったのですが、ちょっと期待はずれか。
当然期待してしかるべき ”画像背景のなめらかさ” はなんとなくわかるのですが ・・
それだけ前回撮影画像の”月明り”のダメージが大きかったということでしょうか。
等倍画像を切り出して比較してみました。 ↓
困りました。来週に迫った
上越天体写真友の会
主催の『
第2回 天体写真展
』の一枚にしようと思ったのですが、
追加露光の2夜分とすべきか、今回撮影画像のみのリベンジ画像とすべきか。
恒例ですので「只今撮影中ショット」今回も撮っています。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年12月4日 20時59分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600
ソフトフィルター使用
kiss DX(SEO-SP2)
三脚固定撮影
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来週13日から始まる
上越天体写真友の会
『
第二回天体写真展
』の
出展作品3枚(会員目標)のタイトル名の報告期限もあるのですが、
一昨日やっと月が下弦を過ぎて新月期になったところ。
ワンチャンスを狙ってギリギリまで待ってもらうつもりです。
昨日夕方の火打山・焼山 (自宅2階ベランダで撮影)
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きりん座 IC342、有名になり損ねた銀河
2023年11月28日
|
天体写真(系外銀河)
前回に続き21日 上弦過ぎの月明りの中で撮影開始したこの夜2タイトル目の
きりん座
の
IC342
銀河です。
この銀河はわたしたちの天の川銀河から700万光年と近いため見かけの大きさも十分なのですが、
銀河赤道面に近いため天の川銀河の塵による掩蔽で明るさが損なわれて
美しい渦巻きの姿を観測することを困難にしています。
この銀河の撮影は今回が初めてではないのですが、CMOSカメラで再挑戦してみました。
有名になり損ねた銀河 IC 342
(きりん座)
( 元画像の 60%に縮小 ほぼノートリミング )
( 上 が 北 になっています )
撮影DATA
: 2023/ 11/21 23:51’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 360秒 × 26枚 (
Gain150
) LPS-D1フィルター
ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています
月が沈んだのは撮影開始してから30分後、前半は月明りの影響を受けています。
左上に明るい星の存在をうかがわせる青い光芒が写っていますが、
その正体がわかる 以前フルサイズデジ一眼で撮った画像です。 ↓
( 点線の枠が今回撮った画像範囲になります )
撮影DATA
(抜粋):2018/11/ 4am・2021/10/ 4am Vixen
VC200L(レデューサーHD)
(合成fl=1,386㎜)
露出累計 10分 × 21枚 + 2分 × 17枚 ISO 6400 LPS-D1フィルター
EOS 6D
(HKIR改造)
2年がかりの撮影で総露光時間は4時間余りとなっているため、デジ一眼でも塵を通したこの銀河の姿が浮かびあがっています。
今回のCMOSカメラでの撮影もGain控えめの”150”として、星の色が飽和しないよう
留意しながら画像処理を行ったのですが、その成果は出ているでしょうか?
撮影時の空の状態がわかる「只今撮影中ショット」です。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年11月22日 01時10分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600
ソフトフィルター使用
kiss DX(SEO-SP2)
三脚固定撮影
じゃまものの月が沈んでくれて、薄明で空が明るくなるまでは約3時間、
いよいよこの夜のメインタイトルの撮影を開始したのですが ・・ (以下 次号)
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今年は「星の文化祭」にもいけなかった
上越清里 星のふるさと館
もまもなく冬季休館に入ります。
昨日 ふるさと館スタッフでもあり、「上越天体写真友の会」の仲間でもある
AKIYAMAさんから、早くもふるさと館の積雪の写真を送っていただきました。
撮影は26日(日)だそうですが、前日に12㎝の積雪があったそうです
星のふるさと館は12月1日から4カ月間の長い冬休みに入ります
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月明かりのアンドロメダ銀河M31と伴銀河M110
2023年11月24日
|
天体写真(系外銀河)
期待していた11月でしたが、新月期
(わたしの場合は下弦の月から上弦の月)
の間は
法事と同期会で2夜の外泊もあり、一夜も撮影できず。
( 2夜とも予報では貴重な晴れだった!)
そして新月期が過ぎた上弦の月の翌日21日になってやっと撮影することができました。
結局11月になんとか徹夜撮影できた2夜は上って来る下弦を過ぎた月と、
沈まぬ上弦の月翌日の明るい月を気にしながらの撮影となりました。
21日夜に最初に撮ったのはまだ月が高く、月明りに負けないのはこれしかないということで ・・
アンドロメダ銀河M31 と 伴銀河M110
(アンドロメダ座)
( 元画像の 60%に縮小 ほぼノートリミング )
左下に
M31
銀河の中心部が 、右上がお供の銀河
M110
になります
( 上 が 北 になっています )
撮影DATA
: 2023/ 11/21 20:40’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 360秒 × 28枚 (
Gain150
) LPS-D1フィルター
ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています
カラーCMOSカメラの
ASI533MC
で撮ると、短焦点の反射鏡筒でもアンドロメダ大銀河の一部しか入りません。
それでも 月明りで空が明るかったのですが、予想以上の写りになってくれました。
( 月明りの無い夜に 再挑戦したいです )
アンドロメダ銀河は わが”天の川銀河”のお隣の銀河で近いため、とても見かけの大きな明るい銀河です。
(空が良ければ肉眼でも見えます)
以前にフルサイズデジ一眼で撮った2年がかりのモザイク撮影の画像です。 ↓
( 元画像の 25%に縮小サイズ )
( 水色の枠内が 今回の撮影範囲です )
撮影時の空の状態がわかる「只今撮影中ショット」です。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年11月21日 21時41分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×7枚 ISO1600
ソフトフィルター使用
kiss DX(SEO-SP2)
三脚固定撮影
明るい月の光で、筒内気流抑制のため鏡筒に張り付けたアルミホイルが輝いています。
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この先の天気が心配なため、晴れた日を逃さず
冬タイヤ交換と庭の植木の冬囲いを自力で済ませました。
冬囲いは例年より早かったため、枝の絞り込みはもう少し先に延ばしました
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月が高く上って、くじら座M77付近
2023年11月19日
|
天体写真(系外銀河)
11月 3日夜(
正確には
4日早朝)、日が替わってから撮ったのは
くじら座のM77付近
。
M77銀河
自体は丸い形で中心部が明るく周辺部が淡い二重構造の渦状銀河ですが、近くにある
まるで”ピエロの顔”のように見える2つの明るい星と細長い系外銀河の組み合わせが面白くて、
これまでに数回撮影しています。
M77
付近
(くじら座)
( 元画像の 60%に縮小 ほぼノートリミング )
左下のが丸い銀河が
M77
、右上の横から見た銀河は
NGC1055
になります
( 上 が 北 になっています )
撮影DATA
: 2023/ 11/ 4 00:53’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 360秒 × 15枚 (
Gain150
) LPS-D1フィルター
ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています
実際には6分露光20枚撮影したのですが、撮影終了時の3時前には上弦前の明るい月が65度まで上る一方
M77
の高度は30度余りまで低くなりコントラストが低下したため、終わりの方の画像は使いませんでした。
このエリアを以前撮影した画像を調べたら、2年前の12月にデジ一眼の
Cooled60D
で撮影した画像が見つかりました。
撮影DATA
(抜粋):2021/12/ 9 20:39’~ Vixen
VC200L(レデューサーHD)
(合成fl=1,386㎜)
露出 20分 × 5枚 + 5分 × 20枚 ISO 3200 LPS-D1フィルター
Cooled60D
(冷却オフ)
撮影時のブログ記事は ⇒
こちら
薄明が始まるまでまだ2時間ほどあったのですが、月明りが無視できなくなったため早めに撤収しました。
撮影時の空の状態がわかる「只今撮影中ショット」です。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年11月 4日 01時10分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600
ソフトフィルター使用
kiss DX(SEO-SP2)
三脚固定撮影
左側(東側)が明るいのは高く上った月明りによるものです。
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すっかり忘れていました、我が家の『かたてま野菜』で この夏の猛暑で
すっかり葉が焼けて枯れてしまった里芋を。
秋になって少し生えかわった葉を手掛かりに掘り起こしてみました。
里芋はほとんど育っていませんでした
水やりもしていたのですが、マルチングが今年は逆目に出たようです
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上越天体写真友の会(J-APA) 『第4回天体写真展』 開催中
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雲上(くもがみ)/
たまたま撮れた 3億光年彼方のバラ銀河
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雲上(くもがみ)/
ステファンの5つ子(C11鏡筒開眼 !? その2)
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雲上(くもがみ)/
C11鏡筒のラスボスは”結露”、月明りの中で対策検証(その1)
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雲上(くもがみ)/
自宅で撮った紫金山・アトラス彗星(10月14日)
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