雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

これも風のせい、のようなもの・・(M81&M82リベンジ無残)

2015年04月19日 | 天体写真(系外銀河)
17日は透明度は悪いものの、久しぶりに星が顔を見せました。
月を除いて、前回撮影できたのは先月26日ですから約3週間ぶりになります。
これだけ空くとポカをやりそうなのですが、問題はそちらでは無く強い風。

風で鏡筒がたわみ、ガイドがブレて星が肥大化してしまいます。
風が強いと普段はおだやかなDecのグラフまで大きくぶれています。
この夜、風が収まった時のPHD2のグラフ

更に、田舎とは言え団地内のため灯火対策が必須なのですが、
防犯灯隠し竿』も『灯火遮蔽パネル』も強い風にあおられて、あぶなくて使えません。
風で倒れたため、光害対策は撤収。防犯灯や隣家の灯火にさらされての撮影となりました。
手作りの光害対策については ちょっと古いですがこちら

この夜 風が強い中で撮影したのは、おおぐま座のM81とM82のおなじみの銀河コンビ。
透明度が悪く、30秒露光では星座線を引くのも大変。

結局 日が替わる前に15分露光で9枚ほど撮ったのですが、
どうせ風で星がブレて、さらに灯火によるカブリでひどいものだろうと、期待していませんでした。
そのやる気の無さが結果に表れてしまいました。
翌朝、画像を取り込んで見ると・・
全部 救いようのないひどいピンボケでした。(コンポジット後の画像)

今回も事前に基準星でしっかりピント合わせ(バーティノフマスクを使用)を行ったのですが、
写真集『FAROUT』をまねて、わざと南北をずらして対角に銀河を配置しようとした時に、
きゃしゃな直焦ワイドアダプタ60がゆるんだようです。

というよりも、風のせいでゆるんだわたしのやる気が原因でした。( やっぱり ポカ か?)

救いようのないピンボケ画像の処理方法は唯一 ”縮小表示”のみ。
( 今回は画像クリックしても拡大表示はありません。)
撮影DATA:2015/04/17 VC200L+Red(合成f=1278㎜)15分×9 ISO1600 Cooled60D
これでも冷却して撮ってるのですが、決まった のは構図だけ 。

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この夜は日が替わるころから風が弱くなり、
そのあと撮った子持ち銀河M51は少しはまともな画像になりました。
処理の終わった画像については次回掲載予定です。

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雲上くもがみ
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コメント (8)
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