雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

月は 透明度より シィーングと描画画素数

2017年11月03日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
期待の10月は全く星が見れなかったったのですが、31日にかろうじて晴れてくれました。
しかしながら空には丸みをおびた月齢11の月が。
この月が2時半頃まで沈まないため月の撮影だけで設営しました。

この夜の月は透明度が悪いのか、やや黄色みがかっていたのですがPC画面で確認したら
意外に大気のゆらぎがゆるやかだったため、拡大して動画撮影を行いました。

カメラは普段ガイド用に使っているもので、VC200Lにcanonのx2エクステンダーで拡大。
(カメラの接続にはEYE・BELLの 直焦点対象確認アダプタ 31.7 を 使用)

以下の画像は動画処理したものをモザイク結合したものです。
共通DATA: 2017/10/31 21時過ぎ VC200L+canon2.0x(合成f=3,600㎜)
TOUPTEK1200KMA 1分前後の動画(約700フレーム)をRegiStax6で処理

A.プラトーから虹の入江付近 (5枚モザイク)
( 画像クリックで元画像の75%まで拡大表示 )

B.コペルニクス 周辺 (5枚モザイク)
左側がうまくつながらなかったのはカメラの設定を変えたためと思われます

C.ガッセンディ 付近 (3枚モザイク)

光学的な進歩はゆるやかなのですが、カメラの無い時代、フィルムの時代 に比べて
アマチュアでも昔の天文学者なみの情報を得ることができるようになりました。
左はクリーガー(1865-1902) の25cm屈折によるスケッチ、右は今回動画処理した等倍画像
( スケッチに合わせて画像の向きを変えています )

D.シラー・ハインツェル 付近 (3枚モザイク)

E.クラビウス・テイコ 付近 (4枚モザイク)

動画撮影に先立って撮った全体画像と動画モザイクの範囲です。
月齢11.7 (北・南 分割撮影)
( 画像クリックで元画像の35%まで拡大表示 )
( 肉眼で見るのと同じ 上が北になります )
撮影DATA:2017/10/31 20:47’~ VC200L+canon1.4x(合成f=2,520mm)
1/80秒×24枚x2モザイク(北部・南部)ISO400 kissX2 AviStackでコンポジット

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もう11月ですが今日は雲一つ無い秋晴れ。
どうせなら月明かりの無い夜に晴れて欲しいものです。
あと背中のヒレ(?)と尻尾を付けると完成です

雲上くもがみ
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コメント (4)
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