雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ネオワイズ彗星、イオンテールが撮りたかったのに・・

2020年07月20日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
16日夜は珍しくミニ遠征したのに ネオワイズ彗星(C/2020 F3) はずっと雲の中。
もうこの天気だと 長く尾を引いた姿は撮れないとあきらめていたのですが、
昨夜(19日)はNHKローカルの天気予報で夜半前まで”晴れ”マーク。
( ただしSCW予報では20時過ぎから雲がかかってくるという予報でした )

突然のリベンジチャンスの作戦をどうするのか考えました。
彗星はここにきてイオンテールを含む素晴らしい尾を引いた画像が投稿されています。
ここは三脚での固定撮影ではなく、追尾撮影で見事な尾を撮りたい。
そこで赤道儀ほか撮影機材を2階に運び上げて設営を行いました。
一番悩んだのが、窓からという制約がありどう設営するか。
コンパスだけをたよりに位置決めを行いました。
赤い点線内が彗星の位置予想だったのですが 、磁北のズレのせいか思わぬ結末に

空の方はSCW予報に近く、昼間は青空だったのですが・・
午後7時ころには雲が出てきて、夕日は雲の中でした。

その後、薄明による空の明るさと薄雲で星が見えず
ヨンニッパレンズでの試写でステラショット2の同期ができたのが20時半ころでした。
なんとか間に合ったと思って、彗星の自動導入をかけたところトラブル発生。
彗星とは逆方向に位置マーカーが移動
マーカーが動くだけで、赤道儀は動いていない

➀の原因は通常行うステラショット赤道儀設定で、鏡筒位置を東側に変更するのを忘れたため
➁もおなじくステラショット赤道儀設定を省略したためと思われる

このトラブルで時間をつぶし、再びステラショットの自動導入をかけたのが21時少し前。
期待しながら試写を行いました。 ↓
2020/7/19 20h56m 改・ヨンニッパ(f=400mm F2.8) 10秒露光 ISO3200 EOS 6D JPEG
この画像を見てしばらく呆然としていました。
星は写っているのですが、真ん中にあるはずの彗星の代わりに、2軒先のお宅の壁が。

あとで処理してみると、屋根の頂付近がほんのり明るいような。
写っている背景の星の位置からステラナビと重ねてみました。↓
結果論ですが、トラブルが無ければ撮れていたかも知れません。(クヤシィー!!)

私の方は またまた彗星は撮れずじまいだったのですが、
同じ上越市で たびたびコメントをいただいている さすけさん
いつもお世話になっている「星のふるさと館」の秋山さん が撮られた画像を掲載いたします。

さすけさんは昨夜自宅から徒歩3分の元火葬場跡で彗星が見れたそうです。
写真は見た証拠になればと適当に撮ったそうです。
彗星撮影DATA:2020/7/19 20:55’ 露出4秒 Zoom(f21mmF2.8)
ISO3200 canonPawerShotG7 X MarkⅡ 撮影場所 上越市寺町
秋山さんは私がミニ遠征した16日と昨夜19日に、お住まいの市内大潟区の海岸で撮影に成功されています。
撮影DATA:2020/7/16 21:15’ 露出10秒 f70mmF4.5 ISO1600 NikonD5100 市内大潟区の海岸
撮影DATA:2020/7/19 20:20’ 露出20秒 f20mmF3.5 ISO1600 NikonD5100 市内大潟区の海岸

画像掲載にあたってはお二人から快諾をいただいております

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昨夜は2階の障子も全部外して暗がりの部屋で撮影していたのですが、
彗星が家に隠れて呆然としていた21時ころ、
お向かいの2階の電気がついて奥さまがこちらを見ておられたような。
暗がりから巨大なレンズが家の方に向けられているとなれば・・
気になったので今朝 「決してそういう目的では・・」と説明に。
全然気が付かなかったし、気にしていない と聞いてほっとしました。

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コメント (4)
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