雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

『ほとんど皆既月食』 まじめに画像処理 完了!

2021年11月22日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
19日の「きわめて皆既に近い部分月食」 最後は雲に覆われて撤収したのですが、
食が最大の時も含め主要な部分は撮影することができました。
撮ったその夜は徹夜で処理を行い、翌日には撮影画像の一部をブログ掲載しました。

ただ当初予定していた撮影プランとは月の移動方向がかなり違っていたため
月食の経過を一枚に合成してお見せするには更に時間が必要でした。

楽しみながら時間をかけて、さきほど完成した画像です。 ↓
恒星基準 で合成した部分月食
( 画像クリックで 本ブログ最大サイズで表示します )
( 約20分おきに撮った画像だけで作成しました )

撮影DATA : 2021/ 11/19 17:14’~19:42’  Canon NFD400mmF2.8+canon 1.4x(合成fl=560mm 合成F5.6)
露出  別記参照 ISO 400  kiss X2 (無改造) タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2(リモート撮影) ステライメージ9 PaintShop Pro 2021(画像処理)

月の出から46分後に撮影開始できたのですが すでに7割以上が欠けており、
後半は部分月食が終わらないうちに雨雲が迫ってきたため
短い時間帯での月食経過写真になっています。

それでも月食が地球の影の中を通過する事で起きるということはわかるのですが、
「地球の影って大きいんだね」と、わたしも最初そう思いました。
その後、地球の影も時間の経過で動いていくため 星の動き(日周運動による)を追いかけるだけでは
ほんとの地球の影を浮かび上がらさせる事ができない事を知りました。

今回もステラナビで地球の影の位置を調べて
正確な地球の影となるよう、もう一仕事してみました。
ステラナビで今回の部分月食における地球の影の位置もわかります

手間と時間をかけて浮き上がった正確な地球の影になります。 ↓
( ステラナビ の情報が正しければですが・・ )
地球の影を基準 で合成した部分月食
( 約10分おきに撮った画像をすべて使って作成しました )

前の恒星基準の画像より地球の影が小さくなりましたが、
地球の直径は月の3.7倍 に近いのは・・
追記17:30)天文ガイド12月号には今回の本影の大きさは月の約2.6倍と書かれていました(光の回り込みのため?)


この夜に撮影したのは440枚ほどになりますが、それを各時間帯ごとに処理を行い、
15枚の画像を作成しています。
5段階ほどシャッター速度を変えて 尚且つそれぞれを4枚から16枚づつを基本に撮ったものを処理しています

部屋の中でPC画面を見てのリモート撮影だからこそ、できることなのかも。

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ほんとはステラナビの月食情報から月食経過画像を作成する
手順も載せようと思ったのですが・・
そんな手間のかかることやるのは私ぐらいと思いやめました。

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コメント (2)
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