雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

「皆既に近い部分月食」撮影2時間、画像処理は徹夜しても終わらず

2021年11月20日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
5月のスーパームーンの皆既月食は2階のベランダに機材を運び上げて準備していたのですが
厚い雲で欠けたかどうかもわからないがっかりな結果に。

昨日の「皆既に近い部分日食」も下手をすると雲だけでなく、早い時間に雨が降って来るかもという予報でした。

そこで今回は撤収が楽なヨンニッパレンズを使用する事にしました。
三脚の設置位置にはペンキで目印を付けてるのですが、北極星も見えないためかなりアバウトです

今回カメラの方は唯一無改造のデジカメ kiss X2で RAWモードでは無くJPEGで撮りました。
事前に検討した撮影プランです。 ↓
実際には部分食が終わるのが19時47分、雨の予報もあるので20時前には撤収の予定でした

ちなみにヨンニッパレンズなら1.4Xエクステンダー(合成fl=560mm)をつけても
通常の恒星時運転だけで写野内に収まるのも利点でした。
時間を空けて撮ったものを ただ"比較明"で重ねるだけで地球の影らしきものが浮き上がるという訳です。

結果から先に言いますと、予報が当たって19時過ぎた頃から雲が出始め
7時半ころには怪しい雲行きとなってあわてて撤収しました。
(幸い雨が降り出したのは20時以降でした)
食が最大だった時間を含め約2時間、延べ470枚ほど撮影する事ができました。
なんでそんなに多くなるのかですが、
10分間隔で露出を5段階ほど変えて、それぞれを4枚から8枚くらい撮っているため。
実はその撮影画像の処理のため、昨夜は一睡もしていません。
できればおざなりでもいいから地球の影らしきものをお見せしたかったのですが・・
処理の終わった画像をそのまま重ねてみると ↓
( 約2時間分の月の写真を重ねてあります )
なんでこうなるの! なのですが、スタートの月の位置はあわせたもののカメラの傾きがあっていなかった
(または 赤道儀の極軸があっていなかった?)
せいで、左上に移動していくはずの月が左下に移動して場外に出そうになったので
手動で上側に引き戻した結果でした。

いずれ 睡眠不足から回復したら、くっきりと地球の影がわかる写真に修整してお見せしたいと思います。
そんな訳で今回は食が最大の時と、前後の写真だけで

17:39~17:42

18:00~18:05
(食の最大18時03分)

18:19~18:21

疲れちゃって、眠くって、撮影データは別の機会に

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
昼間はそれなりに晴れてくれるのですが、
夜はほんとに雲が出ます。
『じきに 昼間も晴れなくなるよ』ってか。
ちょっと早いような気がしたのですが、晴れていたので植木の冬囲いをしました

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ