雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

<Ⅱ銀河系-10 M78>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

2022年05月03日 | 自宅で撮った『大宇宙SCALE』
ゴールデンウィークも後半に入りましたが、天気が安定せず雲が多め。
そこで今回も シリーズ 自宅で撮った『大宇宙SCALE』でしのぎます。

退職を機に再開した天体写真ですが、70代に入ったくぎりとして
この約10年間で撮ったものを振り返って見ることにしました。
掲載順序としては手持ちの天体写真集 大宇宙SCALE を参考に
地球から近い天体の順に掲載しています。

Ⅱ 銀河系
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Ⅱ-10 M78 1600 光年 
種別 散光星雲 明るさ 10.5等級 見かけの大きさ 4分角 星座 オリオン座
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冬の星座オリオン座の三ツ星の少し北側にある散光星雲です。
散光星雲にはガスと塵の雲が付近の星の光を反射して輝く反射星雲と、
星の光と熱に熱せられて自ら輝く輝線星雲があります。
M78は生まれてまもない星に照らされた反射星雲になります。

同じオリオン座にあるオリオン大星雲にくらべれば地味な存在ですが、
ひょんな事からウルトラマンのふるさと と言われるようになった星雲です。
(注). ウルトラマンが登場するウルトラシリーズの企画段階ではM87星雲だったものが
脚本印刷時に誤ってM78になってしまったとの事

今回も撮影の古い順に3枚を選んで掲載します。

まずは2014年に長焦点の反射望遠鏡で縦構図で撮影したもの ↓
( 横に寝かせて表示しているため北は左側になります )
中央の星雲が M78、左側(北側)の星雲は NGC2071になります

続いて2015年にやはり縦構図で400㎜の望遠レンズで撮影したもの ↓
望遠レンズにより広い範囲が写っていますが、左下にかけて見える赤いガス星雲は
バーナードループと呼ばれ、オリオン座中央部を囲む大きな星雲です

そして2020年10月・11月の2夜にわたって撮影した画像を縦構図で撮ったままの向きでドーンと表示します。 ↓
(・・とは言っても、元画像の30%に縮小してあります)
ISO感度を上げて、なおかつ2夜分の撮影を画像処理しているため
星雲の淡い部分まで写っています

画像処理の過程で11月12日amに撮影した10分露光の画像の一枚に
謎の飛行物体が写っていることがわかりました。↓
M78星雲の中心部を何かが横切っていきました。
進行方向はわかりませんが、まさかウルトラマンの特別出演ってことは?(・・ないよね)

上の画像の『只今撮影中ショット』です。 ↓
白枠が上の画像範囲 2020/10/21am 30秒露光×5枚 カメラ三脚で固定撮影

順番でいけば、次は泣く子もだまる オリオン大星雲 になります。

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もう”毎日が日曜日”なので ゴールデンウィークは関係ないのですが、
まだ月の細い明日の夜は ”晴れるかも知れない” という雲予報。
期待しないで心の準備をしておくことにします。

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