雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

<銀河系外-04 さんかく座 M33銀河>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

2022年12月16日 | 自宅で撮った『大宇宙SCALE』
昨年8月より掲載を開始したこのシリーズ
前回から最終章の Ⅲ-銀河系外 に入りました。
今回はその2番目になるさんかく座M33銀河になります。(未撮影の 大・小マゼラン銀河 は割愛)

退職を機に再開した天体写真ですが、70代に入ったくぎりとして
この約10年間で撮ったものを振り返って見ることにしました。
掲載順序としては手持ちの天体写真集 大宇宙SCALE を参考に
地球から近い天体の順に掲載しています。


Ⅲ 銀河系外
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Ⅲ-04 M33 280万 光年 
NGC 598:種別 渦巻銀河 明るさ 6.3等級 見かけの大きさ 70.8×41.7分角 星座 さんかく座
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さんかく座銀河M33は前回のアンドロメダ大銀河より少し遠く
大きさは わたしたちの天の川銀河の約半分、この3つの銀河は局所銀河群の主要メンバーです。
肉眼で見えるとか見えないとか微妙な明るさです。
小さいながらも渦巻の回転軸方向から見たフェースオン銀河である事、
および 銀河の大きさに似合わない巨大な散光星雲が見られるため
写真ではとてもダイナミックな姿を見せてくれます。

今回は撮影日時の古い順から何枚かお見せしますが、
撮影鏡筒のちがいにより次第にズームアップする画像にもなっています。

最初は14年前、この趣味を始めたばかりのころに望遠レンズで撮ったM33です。
( 元画像を30%縮小 上が 北の方角になります )
撮影DATA : 2008/12/19 Canon NFD300mm(開放F2.8
露出 分 × 枚 ISO 1600 LPS-P2 kiss DX (SEO-SP2改造)タカハシSYS90赤道儀 ノータッチガイド
このころは運まかせのノータッチガイドで、総露光時間も20分にも満たないものでした

その10年後 赤道儀・撮影鏡筒・カメラも更改して撮ったものです。 ↓
( 元画像を30%縮小 )
この画像では銀河のダイナミックな渦の腕や、小さいながらも赤い散光星雲が確認できます

更に2年後、より長焦点のVC200L反射鏡筒で縦(たて)構図で撮った画像です。 ↓
( 元画像を30%縮小 上が 北の方角 )
銀河内の散光星雲の形も見えてきました。
更に縮小率を抑えて銀河中心部をトリミングしてみました。 ↓
特に目立つ左側やや上部の散光星雲には、単独でNGC604というNGC No.が付与されています。

上の画像を撮影していたときの『只今撮影中ショット』になります。 ↓
( 四角枠はVC200L画像の撮影範囲です )
2020年10月21日 Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
『只今撮影中ショット』の元画像ではM33を確認することができました

次回は きりん座のIC342銀河を 番外編で掲載しようか思案中です。

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12月14日が極大日と言われたふたご座流星群。
太平洋側は晴れて見れた地域も多かったようですが
当方越後はみぞれまじりの強風でとてもとても。
過去のブログ記事を調べてみたところ
10年間で記事に登場するのは2012・2015年の2回だけ。
感覚的には10年に一度見れるかどうかというところです。
今のところ積雪はありませんが、強風とみぞれまじりの雨というのも それはそれで ・・・


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