雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

星が見えなくてもやれる事。『やって来たC11鏡筒』

2024年09月25日 | 機材
突然やって来た大きくて重いC11鏡筒を手持ちの赤道儀EM-200に搭載する方法は見つかったのですが、
いざ撮影となるとまだまだ乗り越えなければならない課題は多くあります。
そのうちのひとつが光軸調整です。

その方法をネットで調べたところ、明るい星の焦点内外像を使う方法が一般的なようです。
またシュミットカセグレン鏡筒でユーザーが調整できるのは副鏡の傾きだけで、他の項目はすべてメーカー調整済との事。

その副鏡ですが、やってきたC11鏡筒の調整箇所は工具なしで調整できるようネジを交換してありました。↓
更に私の方で、各調整ネジの頭に回転角が分かるようにアルミテープを切って貼りました

副鏡の傾き調整ならVC200Lの光軸調整で何度かやっていますので、
いつものコンパクトデジカメを使った方法が可能か試してみました。
大昔に買ったPanasonic DMC-LX1 レンズ鏡胴が2インチのためこんな時だけ出番があります

調整するたびに鏡筒内を撮影し、その変化を見ながら次の調整箇所・調整量を決めていきます

工具不要で、引きねじの調整だけという簡便さで手戻りなしで完了する事ができました。
これだけずれていると、星の焦点内外像はどう見えるのでしょうか?

調整1 ②を時計方向に180°
これではじめて回転方向・回転角度とその効果を知ることができます

調整2 ①➂を反時計方向に180°

調整3 ①だけを更に時計方向に180°

調整4 ②を時計方向に90°

調整5 ②を更に時計方向に45°

調整5 ①を更に時計方向に90° で完了

30年も前の鏡筒で副鏡の傾き調整だけで、こんなにきれいな同心円状になるとは意外でした。

あとは実際の星の焦点内外像を見て最終調整を行います。
シュミカセは初めてなので、この調整でどんな像が見れるのかは予想できません。


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いよいよ屋外での検証に入るのですが、条件があります。
もうずっとまともな空に出会っていないので、
良い空が期待できるときは既存のR200SS・VC200Lで撮影して、
薄雲や月明かりのある夜にC11鏡筒の検証を行う。
実は一昨日・昨日はそんな天気でしたので検証日和(?)の夜でした。
その結果は次回以降の記事で。

使い物になることがわかるまで出費は避けよう、だったのですが・・・
さすがに焦点距離2800㎜は無理だろうと、F6.3レデユーサーをポチッてしまいました


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コメント (2)
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