雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

アンドロメダ座NGC891と銀河群

2018年11月10日 | 天体写真(系外銀河)
3日夜に撮った3タイトル目、(下弦過ぎれば新月期 その3) は
アンドロメダ座の系外銀河NGC891と銀河群になります。

NGC891 ( アンドロメダ座 )
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
( 北 は 上方向 になります )
撮影DATA : 2018/11/ 4am 00:15’~  Vixen VC200l+レデユーサーHD(合成f=1,386mm))
露出 分 × 枚+分 ×  ISO 6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
長焦点のVC200Lにレデューサーを付けても焦点距離は1,400mm近くあるのですが、
フルサイズでノートリミングだと銀河単体では見栄えがイマイチですね。
そう思って、かなたの銀河群とのコラボを狙ったのですが ・・
( 50%縮小でトリミング )
はNGC 、はPGC の略

せっかくのフルサイズカメラの広い写野なのですが、
作品づくりとしてはトリミングが必要な場面が多くありそうです。

撮影中のおりおんショットです。↓
( 画像クリックで星座名入りで表示します )
三脚に固定撮影ですが、これでも30秒露光を 6枚コンポジットしています

この銀河の撮影を終えてもまだ2時になったばかり。
秋の夜長はまだまだ行けます。

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前日の2日も青空だったのですが、
玄関前から見る火打山が白くなっていました。
たぶん初冠雪だと思うのですが、つらい冬がそこまで・・

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銀貨銀河NGC253 (下弦過ぎれば新月期 その2)

2018年11月07日 | 天体写真(系外銀河)
3日夜、南天の らせん星雲 を撮り終えても 時間はまだ22時前。
当然まだ灯火の影響は大きかったのですがこの夜の撮影計画にそって
南天低い NGC253銀河 を導入。
導入確認の試写をおこなったところ、電柱の構造物らしきもので大きな影が ・・
この夜の NGC253 撮影風景です。 ↓
( 画像クリックで星座名も表示します )
裏口直近の設置場所から南天の対象を撮るには邪魔ものがいっぱいあります ( 電柱の防犯灯は対策済み )
電線の影なら何枚か重ね合わせればごまかせますが
大きな遮蔽物はどうしようも無く、急遽 撮影対象を変更しました。
アンドロメダ大銀河 のモザイク撮影を始めたのですが、
2分露光5枚撮ったところで もう一度NGC253を導入したところ
既に大きな遮蔽物は通過していたようだったので当初予定の撮影を決行しました。
銀貨銀河 NGC253 ( ちょうこくしつ座 )
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
( 北 は 上方向 になります )
撮影DATA : 2018/11/ 3 22:26’~  Vixen VC200l+レデユーサーHD(合成f=1,386mm))
露出 分 × 枚+分 ×  ISO 6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7

前回記事のらせん星雲と 同じ縮小率、サイズで切り出した画像です。 ↓
( 元画像の50%縮小 )
日本では「銀貨」銀河 というニックネームはなじみがないのですが、
はじかれたコインを斜めから見た姿ということでしょうか。

もったいないので、総露光時間わずか10分間で中断した
アンドロメダ大銀河( 北部 ) です。↓
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
撮影DATA : 2018/11/ 3 22:10’~ 分 ×  他 はNGC253と共通

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孫娘あみちゃんは2つ泊まって帰っていきました。
帰る日にみんなで近くの春日神社までお散歩。
パパに肩車してもらってご機嫌
神社への坂道の側溝で見慣れない蛇を見つけました。
翌日 千葉に戻った娘からメールが。
「 調べたら あれはマムシ だったよ! 」
ギョッ!

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みずがめ座 らせん星雲 (下弦すぎれば新月期 その1)

2018年11月05日 | 天体写真(星雲・星団)
11月の下弦の月は1日ですので、この日から上弦の月の15日までが
私にとっての新月期になります。
雲予報を見ると新月までの前半は天気が悪く、
撮影チャンスは2日・3日の夜のみといったところでした。
2日に急きょ千葉から孫娘のあみちゃんが遊びに来たこともあり、
連ちゃんは避けて 雲予報と月の条件から3日夜に絞って設営しました。
結果的には大正解でした。
4日早朝の GPV雲予報 ↓
早くも冬型となり、「なんで今夜は曇ってるんだ?」という星仲間が多い時しか 越後は晴れてくれません

3日夜は、あみちゃんと夕食の乾杯後 ただちに1タイトル目の撮影開始。
電線群にかかることを覚悟の上で、南天のらせん星雲にチャレンジ。
( 画像クリックで星座名入りで表示します )
20時を過ぎたばかりで灯火で空が明るいのは仕方ありません

鏡筒をR200SSからVC200L(+レデューサーHD)に変更しています。
NGC7293 らせん星雲 ( みずがめ座 )
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
( 北 は 上方向 になります )
撮影DATA : 2018/11/ 3 20:01’~  Vixen VC200l+レデユーサーHD(合成f=1,386mm))
露出 分 × 枚+分 ×  ISO 6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
おりおんショットでは縮小なしの元画像で光のシミが見えるかどうか。
低空で悪条件ですが、口径20㎝の能力は発揮されているようです。
星雲部分の切り出し画像です。 ↓
( 元画像の50%縮小 )
長焦点で暗くなった分は より高感度(ISO6400)でカバーしているのですが、
高感度でもノイズが少なめのフルサイズカメラで可能になりました。

次回は同じく南天のあの明るい系外銀河。
高度は更に低くなり、電柱にもかかってしまいました。
まだ未処理ですが、結果はいかに?

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3日の昼間は天気が良かったので、
あみちゃんと里芋ほりをしました。
イモ洗いまで手伝ってくれて、小さかったけどいっぱい採れました

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オリオン大星雲 総露光時間42分と24秒

2018年11月01日 | 天体写真(星雲・星団)
わたしの場合 いつもの年なら 冬場にめずらしく星が見えたときのために
この時期は撮らずに残しておく オリオン大星雲 なのですが、
薄明が始まるまでの最後のタイトル 魔女の横顔星雲 が電線の碍子(ガイシ)
邪魔されるトラブルに見舞われ 急遽ピンチヒッターで撮ることに。

オリオン大星雲 は 魔女の横顔星雲 より赤緯で1.5度ほど高くなります
魔女の横顔 を中断して、カメラを縦構図用に回転させ、オリオン大星雲を導入。
撮影を再開するまで6分間を要しました。(短時間で済んだのはステラショットのおかげ)
問題は魔女の横顔の撮影で費やした時間もあり、薄明まで40分もありません。
オリオン大星雲はケタ外れに明るいのですが、淡い周辺部に露光を合わせると
中心部はのっぺらぼーの真っ白けに。
そこで多段階露光を行うことになります。↓
今回は3段階露光とし、撮影枚数は薄明までの時間から逆算して6枚に
この星雲を光らせている トラベジウム星団 をつぶさないため、今回はこれまで最短の4秒露光を選択。

多段階露光した画像をすべて重ね合わせて処理した結果です。
オリオン大星雲 (オリオン座)
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
( 北 は 上方向 になります )
撮影DATA : 2018/10/19am 03:53’~  Vixen R200SS+コレクターPH(合成f=760mm))
露出 秒・分・分 × 各 ISO 3200 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
大きな輝度差を緩和させるため、各露光時間ごとにデジタル現像までやってから加算しました
いろんな画像処理を試したのですが、このあたりが限界。
夜半前に降った雨ですっきりした空だったはずなのですが、
南側の輝星の周囲に青いにじみが目立ちます。
最後に撮った6分露光の画像を見ると、1枚ごとに背景が明るくなっていました。
確かに最後の2枚は薄明が始まってからの撮影だったのですが、
経験から、薄明が始まっても15分くらいは大丈夫なはず・・
電線通過の影響でも出たのでしょうか ?

おおよそ5年前に今回より露光時間をかけて撮った画像があります。
4段階露光で総露光時間は93分ですが、感度は今回の半分です。
有限の諧調をどこに重点的に割り振るかによって、見栄えが変わります。

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11月に入りましたが、今夜は下弦の月。
わたしにとっては新月期に入るわけですが、早くも西高東低の冬型に。
週間予報では4日ごろには越後も雲が切れてくれるかどうか。
数時間の晴れ間でも撮るきゃない。

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