栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

あなたの会社の競争力をア ップする妙手を教えます。

2009-06-22 23:43:07 | 視点
 リエゾン九州の6月例会は中野建築システムの中野龍之会長に「あなたの会社の競争力をアップする妙手を教えます」と題して話をしてもらいましたが、非常に好評かつ刺激的でした。

 中野さんの話を聞いた人は間違いなく全員元気をもらったと思いますし、同社が毎期予算を期初に達成し続けていることも納得できたと思います。

 懇親会とその後の席で近未来ホールディングスの相川氏が何度も「中小企業はトップが全てですよ」と繰り返していましたが、その通りだと思います。

 元気な企業はトップがとてもエネルギッシュです。
そして恐らく中野さん以上に元気な経営者に私はまだ会ったことがありません。

 元気な経営者といえば社員に檄を毎日飛ばすタイプを想像すると思います。
もちろん中野さんもそのタイプです。

 ただ他の人と決定的に違うのは、徹底的に社員教育をしているということです。

社員教育といえば精神論的なものと勘違いされるかもしれませんが、中野さんの教育は非常に具体的かつ実践的だということです。

 うちも教育には力を入れている、という会社もあるでしょう。
でも、それは机上のマナー教育だったり、営業の基礎知識だったりではないでしょうか。

 中野さんの教育は例えていうなら鬼軍曹の実践教育と参謀の知識教育を足したようなものです。
 これ以上は触れませんが、ここまで教育すれば、このやり方で教育すれば、どの会社でも売り上げが上がるのは間違いありません。
 この話を聞けばいかに自分が甘い経営者だったかということを思い知ると思います。

 懇親会の席である人から頼まれました。
「中野会長も今日は言い足りなかったところが多いと思いますよ。来月も話をしてもらったらどうでしょうか」

 私の答えはノーでした。
当然のごとく「何故ですか」と問わたので、「幸運の女神に後ろ髪はない」と答えました。

 チャンスの平等は提供するというのが私の主義です。
それを掴む掴まないはその人の都合です。
後で他人の話を聞いて聞きたかったと思うのもその人の都合ですし、他に用があり時間を割けなかったのもその人の都合だからです。
さらにいうなら、せっかく話を聞いて刺激を受けても、その後それを生かすかどうかもその人の都合です。

 ただ言えるのは、ほとんど経営者が営業(力)のことを勘違いしている、軽んじている、教育していないということです。



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