梅雨が近づくとタチアオイ(立葵)が咲きますが、道端に
タチアオイによく似た赤紫色の花が咲いていました。
今までカメラを向けたこともなく、名前を知ろうともしません
でしたが、花の名前は銭葵(ゼニアオイ)でした。
ゼニアオイは華やかなタチアオイのように目立たないですが、
同じアオイ科で梅雨の前に花が咲きます。
名前の由来は諸説があり定かではありません。
ここ数日、ゼニアオイの咲いているところに足を運んでいますが、
日に日に花が増えて50,60個にもなり、銭葵という名前が
相応しく感じているところです。
銭葵を詠んだ正岡子規の句があります。
鴨の子を盥(たらい)に飼うや銭葵