半切(135cm×35cm)
一つ前のブログで、ちょっと触れましたが、水上温泉で泊まった宿の部屋に飾ってあった拓本の掛け軸が良かったので、帰宅後、これを元に書いてみました。
書く前に「月落烏啼」で検索したら、教科書にも載っている有名な七言絶句だとわかりました。
不勉強でお恥ずかしい
月落烏啼霜満天 月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)きて霜(しも)天(てん)に満(み)つ、
江楓漁火対愁眠 江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す。
姑蘇城外寒山寺 姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)、
夜半鐘聲到客船 夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る。
月は沈み、カラスが鳴き、霜気が天に満ちている。
川岸の楓(かえで)の間から漁火(いさりび)が見え、旅愁で眠れないわたしの目に映る。
姑蘇城外にある寒山寺から夜半を告げる鐘の音が、この舟にまで聞こえてきた。
作者は中唐の詩人「張継(ちょうけい)」で、この「楓橋夜泊(ふうきょうやはく)」一首で後世に名を残したそうです。
寒山寺は、この詩によって、観光名所となり、除夜の鐘を聞くと10歳若返ると言われ、大晦日には日本からの観光客も多いそうです。
私も行きたい!
寒山寺には、明代に蘇州の文人「文徴明(ぶんちょうめい)」が書いたこの詩の石碑があり、明清代の人々はその拓本を購買したそうですが、長い年月で磨耗したため、蘇州の清の学者「兪えつ(ゆえつ)」(えつは木偏の越)が彫りなおしたそうで、現在、出回っている多くはその拓本のようです。(宿のもこれです。)
寒山寺参詣の土産としても人気が高いとか。
宿のご主人も行ったのかなあ~。
水上に行く前に知っていたら、いろいろ聞けたのにな。
いろいろわかってきたら、ますます書きたくなって、自分なりに創作したりして夢中になって書きまくりました。
楽しかった~(笑)
UPしたのは、最後にもう一度、拓本の写真を参考に書いた一枚です。
私の撮った写真なので、細かい部分の臨書はできていません。あしからず
一つ前のブログに書いた「水上」は、残った墨で書きました。
すっかりさぼり癖がついて、水上のブログもやめようかな~と思いましたがこの拓本のお陰で、久々に投稿できました。
相変わらず、未熟な書を載せていますが、お立ち寄り下さり、ありがとうございます
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一つ前のブログで、ちょっと触れましたが、水上温泉で泊まった宿の部屋に飾ってあった拓本の掛け軸が良かったので、帰宅後、これを元に書いてみました。
書く前に「月落烏啼」で検索したら、教科書にも載っている有名な七言絶句だとわかりました。
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月落烏啼霜満天 月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)きて霜(しも)天(てん)に満(み)つ、
江楓漁火対愁眠 江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す。
姑蘇城外寒山寺 姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)、
夜半鐘聲到客船 夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る。
月は沈み、カラスが鳴き、霜気が天に満ちている。
川岸の楓(かえで)の間から漁火(いさりび)が見え、旅愁で眠れないわたしの目に映る。
姑蘇城外にある寒山寺から夜半を告げる鐘の音が、この舟にまで聞こえてきた。
作者は中唐の詩人「張継(ちょうけい)」で、この「楓橋夜泊(ふうきょうやはく)」一首で後世に名を残したそうです。
寒山寺は、この詩によって、観光名所となり、除夜の鐘を聞くと10歳若返ると言われ、大晦日には日本からの観光客も多いそうです。
私も行きたい!
寒山寺には、明代に蘇州の文人「文徴明(ぶんちょうめい)」が書いたこの詩の石碑があり、明清代の人々はその拓本を購買したそうですが、長い年月で磨耗したため、蘇州の清の学者「兪えつ(ゆえつ)」(えつは木偏の越)が彫りなおしたそうで、現在、出回っている多くはその拓本のようです。(宿のもこれです。)
寒山寺参詣の土産としても人気が高いとか。
宿のご主人も行ったのかなあ~。
水上に行く前に知っていたら、いろいろ聞けたのにな。
いろいろわかってきたら、ますます書きたくなって、自分なりに創作したりして夢中になって書きまくりました。
楽しかった~(笑)
UPしたのは、最後にもう一度、拓本の写真を参考に書いた一枚です。
私の撮った写真なので、細かい部分の臨書はできていません。あしからず
一つ前のブログに書いた「水上」は、残った墨で書きました。
すっかりさぼり癖がついて、水上のブログもやめようかな~と思いましたがこの拓本のお陰で、久々に投稿できました。
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