香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

楓橋夜泊 月落烏啼

2013年07月28日 09時52分07秒 | 書の学習
                  半切(135cm×35cm)

一つ前のブログで、ちょっと触れましたが、水上温泉で泊まった宿の部屋に飾ってあった拓本の掛け軸が良かったので、帰宅後、これを元に書いてみました。

書く前に「月落烏啼」で検索したら、教科書にも載っている有名な七言絶句だとわかりました。
不勉強でお恥ずかしい

月落烏啼霜満天  月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)きて霜(しも)天(てん)に満(み)つ、
江楓漁火対愁眠  江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す。
姑蘇城外寒山寺  姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)、
夜半鐘聲到客船  夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る。

月は沈み、カラスが鳴き、霜気が天に満ちている。
川岸の楓(かえで)の間から漁火(いさりび)が見え、旅愁で眠れないわたしの目に映る。
姑蘇城外にある寒山寺から夜半を告げる鐘の音が、この舟にまで聞こえてきた。

作者は中唐の詩人「張継(ちょうけい)」で、この「楓橋夜泊(ふうきょうやはく)」一首で後世に名を残したそうです。

寒山寺は、この詩によって、観光名所となり、除夜の鐘を聞くと10歳若返ると言われ、大晦日には日本からの観光客も多いそうです。
私も行きたい!

寒山寺には、明代に蘇州の文人「文徴明(ぶんちょうめい)」が書いたこの詩の石碑があり、明清代の人々はその拓本を購買したそうですが、長い年月で磨耗したため、蘇州の清の学者「兪えつ(ゆえつ)」(えつは木偏の越)が彫りなおしたそうで、現在、出回っている多くはその拓本のようです。(宿のもこれです。)
寒山寺参詣の土産としても人気が高いとか。

宿のご主人も行ったのかなあ~。
水上に行く前に知っていたら、いろいろ聞けたのにな。

いろいろわかってきたら、ますます書きたくなって、自分なりに創作したりして夢中になって書きまくりました。
楽しかった~(笑)
UPしたのは、最後にもう一度、拓本の写真を参考に書いた一枚です。
私の撮った写真なので、細かい部分の臨書はできていません。あしからず

一つ前のブログに書いた「水上」は、残った墨で書きました。
すっかりさぼり癖がついて、水上のブログもやめようかな~と思いましたがこの拓本のお陰で、久々に投稿できました。
相変わらず、未熟な書を載せていますが、お立ち寄り下さり、ありがとうございます

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群馬県水上温泉

2013年07月28日 09時51分42秒 | お出かけ・グルメ
          

先週末、一泊で水上温泉に行って来ました。
谷川岳登山客も多いですが、今回は山歩きなしで温泉のみ
利根川沿いのお散歩しながらのんびりしてきました。
利根川では、ラフティングが楽しめたり、

橋の上にはバンジージャンプ台もあります!

どちらも挑戦しませんでしたが

宿泊は、景観が悪いのを詫びつつ真心こめたおもてなしをうたっている宿。
前日まで剣道部の合宿で高校生が泊まっていたそうですが、この日は私達のみで、、
至れり尽くせりのおもてなしをして頂きました
温泉もつるつるで気持ち良かった~
部屋の床の間の書の掛け軸も良かった~
内容も良さそうなので、書いてみたくなりました。
これについては次のブログで


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