吉田修一さんの小説「横道世之介」の続編が文庫本になった「おかえり横道世之介」を読みました。
24歳になった横道世之介の人生のダメな時期1年間が描かれ、合間に、その期間に世之介と関わった人たちのその後が語られています。
前作の「横道世之介」を読んでから2年以上経っているので、世之介の悲しい結末に心が痛んだこと以外、細かな内容を忘れてしまっていましたが、読み始めてすぐ、愛すべき横道世之介が蘇り、題名の「おかえり」がぴったりきました。
巻末の特別対談によると、現在、完結編を連載中で、少年編も考えているらしいので、また世之介に会えるのが楽しみです。