これからは 『引き算』

2007年11月08日 | diary
家のリフォームを計画しているが、具体的なプランもやっと練れてきて。
そこで、改めて身の回りを見渡せば、これでもかと物が溢れている。
シンプルライフに憧れているというのに…
片付け下手な私は、増えていくものにストップをかけられない。

最近、会話の中によく出る言葉がある。
『引き算』をする……『引いていく』

先日、美術館へ行った時に、絵の前で「引き算すればよいのにね…」
やはり絵を描く友人が、ぽつりと漏らした。
確かに、私も思っていたところだった。
これでもかと様々な要素を盛り込みすぎて、何を描きたかったのかが分からない。
無駄なものを省いて、空間が生きてくれば描きたかった対象が効果的に浮かび上がるはず。

しかし、足すことは容易だけれど、引く事って案外難しい。

ピアノでも、アドリブを考える時に、私はいつも音符を入れすぎて注意をされる。休止符で効果的な空間を作ってベースの出番を、と言われれば確かにそうなのだ。しかし、音符を引いていくとつまらない曲になりそうで、なかなか引けない。

文章も書き込み過ぎ、と言われる。
そう言われても、苦労して書いた文章は中々引くことができない。
(今も、くどくどと書いているような。笑)

人間関係も少しずつ引き算を始め
必要なのは、信頼出来る親友だけで良いと思う。
とはいえ、私自身が引き算されないように気をつけましょう。

今まで懸命に『足し算』ばかりを、求めてきたような気がする。
足し算ばかりを願い、引くことは負けることだと思っていた。

いま振り返れば、そのことで贅肉が付き、真に大事なものが埋もれて見えなくなっているのでは…。
コメント
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