親友

2010年01月23日 | diary
親友のHから電話があり、急遽会うことになった。
彼女は、去年3回も入院。
ところが、お見舞いを固辞するので、実際に会うのは1年ぶりかもしれない。
現在、骨折した足の松葉杖は取れ、今は杖をついているという話になった。

実は、会うのは少々不安、イエ、とても不安だった。
どうみても、マイナス続きの去年1年の話を聞かされたらどうしよう、という不安が過ぎった。

最近は、長~い愚痴やネガティブな話題をふられると、私の体調が崩れるのだ。
友達甲斐がないと言われても、なるべく避けたいのが本音。
「ああ、またこの人のこの話が始まった」と、思うだけで冷や汗もの。
他の話題に振っても、聞いてもらいたい人のパワーには、私は絶対負ける。

ところが、それは杞憂だった。
いつもは西武デパート側を利用。
待ち合わせの池袋西口は、エチカやエソラが出来てすっかり様子が変わっていた。
待ち合わせ場所でうろうろする私の目の前に現れた彼女への、私の開口一番は「可愛い!!」だった。

若作り(笑)といえば,若作りだけれど…。
お互い、同じ年齢だしぃ。
その若作りがとても似合っていた。
安全の為にと、服の色に合わせたというプリントの杖を腕から提げていた。
彼女とは、中学生1年の時に隣通しの席になってからの親友関係、その頃の可愛らしさを髣髴とさせた。
これほど人って変われるものかしら?と思うほど、一皮むけ明るくなっていた。

夫との別居など、様々な苦労の過去を、すっかり吹っ切ったよう。
かつて、地下鉄に飛び込もうと思ったことも何度かあったの、と語る彼女の人生には確かに色々なことが有り過ぎた。

しかし、もう大丈夫。
女学生の頃のように笑ってばかりだった。

彼女の提案で、ふたりが好きなバッハを、来月聴きに行く。
コメント (2)
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