時々、気持ちがドンヨリとして、家にいると色々と考えてしまう。
なので、夫が連休になったので、以前から興味があった写実絵画専門のホキ美術館へ一緒に出かけることにした。
ちょうど母もデイケアに出かける日だったし。
ところが、首都高に乗れば、何故か空前の大渋滞。
ウィークデーとはいえ、今までに遭ったことのない渋滞で、予定の倍の時間が掛かってしまった。
千葉にあるホキ美術館は、個人コレクションのそれもスーパーリアリズムというか、ハイパーリアリズムというのか、すべてが写真と見紛う如く、精密に緻密に描かれた写実の絵画ばかりを集めた美術館なのだ。
写真かしら?と思ってしまうけれど、鑑賞しているとその写真に思えてしまう絵画からも、特に女性を描いた作品からは画家それぞれの個性が見えてくるのが興味深かった。
それに、藤井勉が今年描いたという 「生/Life Force」という作品にここで出会えるとは思わなかった。
リアリズムに徹して描かれた薔薇の花の絵を沢山並べた中に、林武(だったような?)が描いた彼特有の薔薇の絵が何故か掛かっていた?
ということは、対比?
ミュージアムレストランでイタリアンの昼食をいただき、美術館自体の建築のユニークさも興味深く、ぐるりと周囲を巡れば、周りは普通の住宅地。
家の前に、こんな美術館があるのもイイカモ。