私の父は来年13回忌を迎える。
父は私と違い整理上手で、仕事を辞めてからは終活も始めていたので、仕事の書類や個人情報に関するものはすべて処分されていた。
なのに、今になって出てきたものは大きな箱に詰められた古い古い沢山の写真の束。
夫が父の事務所から見つけてきたのだ。
父は写真を撮るのが好きで、コメント付きの楽しい写真アルバムが我が家には何冊もある。
今回出てきた写真の束は、父の御先祖、つまり私にとっては父方の先祖にあたる方々の写真だ。
殆どが曾祖父の時代かもしれない。
明治時代に入ってからの写真がほとんどだった。
父は長男一人っ子だったので、それらの写真類は父が持っていたようだ。
写真館で撮ったもので、すべて立派な台紙に貼ってある。
勿論私は、祖父にさえ会ったことはないので、知ら無い方たちの写真ばかり。
これらを処分するのは簡単だけれど、私や子供のルーツでもあるので今は台紙から写真だけをはがしてアルバムに貼りつける作業を進めている。
中にはお見合い写真と思えるものが何枚もあり、多分ご先祖が頼まれたものかも
勿論、知ら無い人の結婚式の古~い写真が何枚も。
時々、ごみの集積場にアルバムが紐でくくられ捨てられているのを見るのは抵抗がある。いつかはこうせざるを得ないのは理解できるけれど……
それより、写真より困ったのは、ご先祖様の臍の緒の入った包みがいくつもでてきたことだ。
これらをどうしたものかと困惑をしている。
処分方法を検索をしたりして調べているけれど…答えは出ず
今度、菩提寺のご住職さまに処分方法を伺ってみようかと思っている。