武谷牧子の「シカゴ、君のいた街」を読んだ。この作家もこの小説も知らなかったが、タイトルのシカゴに惹かれて読んでみた。今年になって15冊目の本だが、間違いなく5本の指に入る秀作だ。出筆、出版とも96年なので、ちょっと古い本だが、そんなに違和感はない。
商社マンは激務のため、平均年齢が60歳ちょっとらしい
シカゴに単身赴任している大手商社の支店長が主人公。こういう実直な人は恋愛にのめり込むタイプだけに余計に切ない。恋は盲目というしねえ。Love is blind!!外国の住む日本人の心情もうまく表現されている。
シカゴは1990年の夏に1回だけ行ったことがある。トロントに居た友達を訪ね、シカゴ、アイオワ、アイダホ、バンクーバー、シアトル、そして当時住んでいたロスまで3週間かけてバスの旅。引退したら3カ月ぐらいかけてルート66を巡る旅がしたい。
I wanna travel from LA to Chicago by route 66 after retirement.I have traveled from Nevada to Arizona by 66 May '06.