【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

夏の色

2009-08-03 17:05:18 | 香る庭の花綴り


   久し振りの “朝から青空” は、
  こんな優しい空になりました。

   そして今日も爽やかな朝。
  これで虫の声・・なんて聞こえて
  来ましたら・・。

   本当に秋だと錯覚しそうです。
  でも、いつにも増して激しい蝉の
  鳴き声に、今が盛夏である事を
  教えられます。

   昨夜も窓を開けていますと、
  寒い位。とは言え、今年の夏は大層、過ごしやすい事は確かです。

   ただ、この涼しさも・・今日ばかりは午前中、それも早い時間までの事。
  日中は、かなり暑くなりました。この暑さ、暫く忘れていた気がします。

   “・・・しかし 8月の午後 は古代詩などを読むよりは、
  夢想に耽るのにふさわしかった。
   斜面をなした畑は青いもやに包まれて豊かな収穫を
  約束している。
   そよ風が微かな音を立ててポプラの木々に囁き、
  桜の果樹園の片隅には、薄暗い若樅の茂みを背に、
  燃えるような赤いけしの花が首を振っていた。・・・”

                                          【「アンの青春」 第1章】



   本当に 8月の午後 は、
  夢想に耽(ふけ)るのにぴったりですね。

   さて玄関先の朝顔、
  二つの色の揃い踏みです。

   ピンクの朝顔の色は変わりませんが、
  水色の方は、微妙に変わります。

   色は勿論の事、水色の部分が、
  白と入れ替わったり・・。
  
   毎年の事ながら、
  何度見ても見飽きません。

   久し振りの青い空と真っ赤な太陽。
  その下(もと)の朝顔が殊の外、
  似合う事に驚いています。

   “涼” さえも感じたりして。
  何とも優しい色の朝顔が、
  ほっと心を和めてくれるのです。

   この儚い夏の花が、「日本の夏」 を彩り、
  団扇(うちわ)、風鈴などと共に、日本の夏の風物詩とされるのも、
  こんな事から・・ ~なんて、妙に納得したものです。

   ところで、午前中は刷毛でス~ッと描いたような薄い雲。
  昨日は、ムクムクとした雲が面白かったのですが、午後になりますと今日も・・。
  それは、様々なものに姿を変え、楽しませてくれます。