【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

映画 「約束の犬 HACHI」~待つ事の幸せ

2009-08-24 17:55:55 | 映画の香り




   今日も昨日以上の爽やかな朝を
  迎えました。

   起床時の空もご覧のような、
  仄かに染まった空。

   日中もカラッとして、
  大層良いお天気になりました。

   太陽の下は暑いけれど、
  ひとたび木陰に入ると、
  サラサラと気持ちの良い風が吹き、
  もうすっかり秋を思わせます。

   それもその筈、ただ今の湿度は、48%。
  行きは青い空と、もこもこと浮かぶ、白い雲に見惚(と)れながら、
  帰りは、抜けるような青空に、吸い込まれそうな思いを抱きながら・・
  映画 『約束の犬 「HACHI」』 を観て来ました。

   この映画の原版は、言うまでもなく、日本映画 『ハチ公物語』 です。
  この忠犬ハチ公物語は、あまりにも有名ですね。
  
   つい先日もテレビで、その 『ハチ公物語』 をやっていました。
  勿論、見た事は言うまでもありません。

   今日の映画のハチも、それはもう可愛くて可愛くて・・。
  迷い犬になったハチを自宅に連れ帰り、やがては自分で飼う事にする、
  主人公の大学教授、パーカー(リチャード・ギア)。

   そんな主人公、パーカーとハチの心温まる、愛の絆の物語です。
  それは毎朝、一緒にベッドリッジ駅まで行き、
  パーカーを見送り、帰りは必ず、午後 5時に待つハチ・・。
  それが、毎日の二人の心楽しい日課。

   このハチは、秋田犬ですが、秋田犬は決して人間に媚びない、
  威厳に満ちた、犬なのだそうですね。好き嫌いも一瞬で決めてしまう犬だとも。

   従って、芸などはしません。
  事実、ボールを取って来る事もしませんし、知らん顔しています。ところが・・。

   パーカーと永遠に別れる事になるその日だけは、そのボール遊びをするのです。
  喜ぶパーカー。でも、それが最後の別れになると・・一体、誰が知るでしょう・・。

   その後も・・毎日午後5時には、いつもの決まった場所で待つハチ。
  雨の日も雪の日もただ、ひたすらに・・。その健気な姿が、胸を打ちます。
  
   この映画は、見返りを求めない無償の愛と、
  信頼の持つ美しさと素晴らしさを教えてくれました。
  それでは、このハチの凛々しくもある可愛い雄姿をもう少し・・。



【ベッドリッジ駅、午後5時。駅にはいつも君が待っていた】