早くも真珠色の空で明けました。
それでも昨夜・・いいえ、
もう今朝になりますね。
休む前、東の空に三日月が
美しかったこと!
そう言えば、つい14日(金)が、
「下弦の月」 だったのですね。
(20日「新月」)
しかしながら真珠色の空も、
午前中までの事。
その後は、天気予報通り、
青空が戻って来ました。
今では雲一つありません。
今日も恒例となりました?
朝顔の写真から。
この朝顔、毎日、毎日違った貌を
見せてくれて心、踊ります。
それに楚々としたこんな姿を見ていますと・・つい、
あやかりたくなってしまいます。
おまけに、思わず背筋を伸ばしたりしている私がいたりして・・。
笑ってしまいますけれど。今日も前置きが長くなりました。
さて、写真の中の古色蒼然たるレース編みの本は、
5年前、93歳になる、ご近所のおばあちゃまから頂いた物です。
そもそも、この本を取り出したのは、【8╱5付の記事】 に、
めぐみさんが、コメントを寄せて下さった事に起因しています。
それは、“かつて日本にもレース編みの時代があった・・” と
いう記事だったのですが、随分驚いていらっしゃったようですので、
今日の記事の運びとなりました。
先日の記事でも少し触れたのですが、めぐみさんのお話によれば、
イタリアでは、未だに雑誌などにレース編みの型などが載るのだそうです。
そして、家庭の主婦は・・ス~イ、スイとばかり、レースを編んでいるのだとも。
私などは、その事の方に、大層驚いたものです。
今、日本ではレース編みをしている人など、ほとんど見かけませんもの。
でも、日本でもレース編み云々(うんぬん)・・の証拠? が、この本です。
「婦人倶楽部4月号付録」 とあります。付録にレース編みの本!
上の写真の本は、その1ページ目を開いたものですが、団地があって・・
買物籠を持った和服の女性が、(何と新鮮なのでしょう)
もう一人の洋服の女性と、レース編み談議・・と言った風情です。
これには、次のような記述もあります。
“ママたちは夢中です” という文字が見えますね。
お買い物をすませたママとママ、ばったり出会った帰り道。 話は、いつものレース編み。 教えられたり、教えたり、ダルマゴールド踊ります。 ママたち、すっかり夢中です。 |
ダルマレース糸のコマーシャルのようですが、この頃、
人々の間には、レース編みが盛んだったという事が垣間(かいま)見えます。
(因みにレース糸の値段。10g巻35円、50g巻170円、ケース入とあります)
1964年版とありますから、東京オリンピックが開催された年ですね。
もう、かれこれ45年前。「三種の神器」 が流行った頃でしょう。
そうそう、団地っ子という言葉も。
それにしても、買物籠を持ってお買い物。主婦らしい和服の女性。
今よりエコは、進んでいたではありませんか。
そうそう、こちらの本を見て作った、
【テーブルクロス】 が、あります。クラシカルで気に入っています。