【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

古風なレース

2009-08-16 15:26:26 | リラのお気楽ユメ日記


 



   早くも真珠色の空で明けました。
  それでも昨夜・・いいえ、
  もう今朝になりますね。

   休む前、東の空に三日月が
  美しかったこと!

   そう言えば、つい14日(金)が、
  「下弦の月」 だったのですね。
  (20日「新月」)

   しかしながら真珠色の空も、
  午前中までの事。

   その後は、天気予報通り、
  青空が戻って来ました。
  今では雲一つありません。

   今日も恒例となりました?
  朝顔の写真から。

   この朝顔、毎日、毎日違った貌を
  見せてくれて心、踊ります。

   それに楚々としたこんな姿を見ていますと・・つい、
  あやかりたくなってしまいます。

   おまけに、思わず背筋を伸ばしたりしている私がいたりして・・。
  笑ってしまいますけれど。今日も前置きが長くなりました。







     さて、写真の中の古色蒼然たるレース編みの本は、
    5年前、93歳になる、ご近所のおばあちゃまから頂いた物です。

     そもそも、この本を取り出したのは、【8╱5付の記事】 に、
    めぐみさんが、コメントを寄せて下さった事に起因しています。

     それは、“かつて日本にもレース編みの時代があった・・” と
    いう記事だったのですが、随分驚いていらっしゃったようですので、
    今日の記事の運びとなりました。

     先日の記事でも少し触れたのですが、めぐみさんのお話によれば、
    イタリアでは、未だに雑誌などにレース編みの型などが載るのだそうです。

     そして、家庭の主婦は・・ス~イ、スイとばかり、レースを編んでいるのだとも。
    私などは、その事の方に、大層驚いたものです。
    今、日本ではレース編みをしている人など、ほとんど見かけませんもの。

     でも、日本でもレース編み云々(うんぬん)・・の証拠? が、この本です。
    「婦人倶楽部4月号付録」 とあります。付録にレース編みの本!

     上の写真の本は、その1ページ目を開いたものですが、団地があって・・
    買物籠を持った和服の女性が、(何と新鮮なのでしょう)
    もう一人の洋服の女性と、レース編み談議・・と言った風情です。
    
     これには、次のような記述もあります。
    “ママたちは夢中です” という文字が見えますね。


 お買い物をすませたママとママ、ばったり出会った帰り道。
話は、いつものレース編み。
教えられたり、教えたり、ダルマゴールド踊ります。
ママたち、すっかり夢中です。
 


     ダルマレース糸のコマーシャルのようですが、この頃、
    人々の間には、レース編みが盛んだったという事が垣間(かいま)見えます。
    (因みにレース糸の値段。10g巻35円、50g巻170円、ケース入とあります)

     1964年版とありますから、東京オリンピックが開催された年ですね。
    もう、かれこれ45年前。「三種の神器」 が流行った頃でしょう。
    そうそう、団地っ子という言葉も。

     それにしても、買物籠を持ってお買い物。主婦らしい和服の女性。
    今よりエコは、進んでいたではありませんか。


     そうそう、こちらの本を見て作った、
    【テーブルクロス】 が、あります。クラシカルで気に入っています。