
真珠色の空で明けた今日という日。
昨日から又、夏が戻って来ました。 それにしても・・。
“もう諦めていたのに、夏はもう一度力を取り戻した”
先日の 【ヘッセ】 の詩の通りに なりました。
ただ天候が不安定。午前10時半頃には雨も降り出して来ました。 それもかなり大雨です。
その雨も午後にはやみ、太陽も出て来ましたが、大層蒸し暑くなっています。


何と言っても朝顔は青色だと
思っている私。
白と、こんなピンクのものが、
咲きました。(2度目)
この色の朝顔は絶対に求めては
いませんので、何かに紛れ込んで
しまったのか、突然変異でしょうね。
でも、今日のような天気の日には、
心が、パ~ッと明るくなります。
色彩の持つ効果ですね。
“その 8月、小さな家の庭は遅咲きの薔薇で真っ赤に染まり、
蜜蜂の群れが好んで集まって来ていた。
小さな家の人々は、ここで暮らしているようなもので、
小川の向こうの草に覆われた一隅で、ピクニック式の食事をし、
ビロードのような夕闇を大きな夜の蛾が突っ切る黄昏時を
そこに座って過ごすのが気に入っていた。・・・”
【「アンの夢の家」 第38章】

庭で寛ぐ・・なんて、到底無理なようです。
昨日の黄昏時、蚊取り線香持参で、
ちょっとゼラニウムを手入れしました。
それでも蚊に刺される始末。そうそう、そのゼラニウム・・。
東側の軒下のそれが、少々元気がなくなって来ました。
何もしなくても、もう何年も咲き続けてくれていたものです。
実は、このゼラニウムに関しては、思い当たる事、大なのです。
ハーブの 「ローズゼラニウム」 の方は、香りが良いものですから、
花瓶に活けたり、挿木したり・・それは、それは大事にして来ました。でも・・
一般的なゼラニウムの方は、“もういいわ” なんて気持ちが、
心のどこかにあった事は否めません。
この場所に今度は、増えたローズセラニウムを植えればいい・・
~なんて、そんな気持ちも・・。
すると、途端にこうなのです。
以前にも記しましたが、カンナも同様の事から通り径をあけてくれましたし、
(奥に奥にと引っ込んでしまいました)となれば、このゼラニウムも・・。
咲いてくれる花には感謝こそすれ、邪険にするなど、とんでもありませんね。

人の心を即座に反映する花に、人間と同じ心を見る思いです。