



のに、今朝はどんよりした空で
明けました。蒸し暑くなっています。
そんな真珠色の空に映えているのは、
今日も朝顔。
ここに来て一気に競演です。
毎年夏の終わりに繰り返される、
いつもの光景。
そうそう夏の終わりと言えば・・。
今年初めて蛁蟟(つくつくぼうし)の
鳴き声を耳にしました。

本当に、「ツクツクボウシ・・」 と言って鳴くのですから。
(尤も、そう思って聞くからかも知れませんが・・)
「ツクツクボウシ、ツクツクボウシ・・エイヤ~、エイヤ~ッ!」
~なんて、掛声のようなものには、思わず笑ってしまいます。
「ヨイショ~ッ、ヨイショ~ッ」? かも知れません。
可笑しくて。滑稽で。
そして、それに呼応するかのように、
「グググッ、グ~ッ、 グググッ、グ~ッ」 と、リズムよろしく鳴く鳥も。
何の鳥か分からず、声も決して美しくないダミ声? ですが、こちらも競演のようです。
夜には、虫の演奏会も始まりましたし、毎年の事ながら自然の営みには、
しっかり癒やされています。

ところで、余談ながら昨日の続きを。
『アンの世界』 の中の日本の描写です。
昨日は


実は姉妹誌、『エミリーシリーズ』 にもそれはあります。

言った件(くだり)。ちょっとこれには驚いてしまいました。
“またいとこのルイズ・マレーが日本に20年も
住んでいたのだが、デリー・ポンドの家に帰って来て
日本の王子 を連れて来た。・・・略・・・
彼は英語が非常に上手だった――
そして月の出の頃に彼と庭を散歩した――
そしてほとんど毎晩、やぶ睨みのとまどった顔の黒い髪の毛を
繻子のようにすべすべと、とかしたプリンスが、
ニュー・ムーンの客間に見えた。・・・略・・・”
【「エミリーの求めるもの」 第17章3.】
今日も、いつの間にか青空です。
つい先ほどまでは、青空にポカン、ポカンと白い雲が浮かんでいましたが、
今では一面、何もない空になりました。明日は晴れますね!