【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

織り成す自然の美

2009-08-18 16:27:07 | 路傍の花~道草
【水引草】



   今日も、な~んにもない
  空で明けました。
  残暑が厳しそうな予感。

   昨日もそうですが、やはり、
  日中はかなり暑くなっています。

   でも、カラッとした暑さ。
  おまけに夜には涼しくなりますので、
  まだまだ我慢出来ます。

   “最後の夏” を満喫するには、
   十分ですね。

   とは言いながら・・・今日は、
  昨日以上の厳しい暑さになっています。

   そんな中、買物の帰り道、
  リラ版 「輝く湖水」 のすぐ側にある、
  桜の並木道までやって来ました。

   【前回】、ここに来た時は、
  生憎の曇り空。

   木の写真は遠慮したのですが、今日は一転して、木々の緑は煌めき、
  折からの風に気持ち良さそうに、サワサワと揺れています。

   アンの言う、“風の奏でる音楽” ですね。
  それは、何事かを囁き合っているようにも・・。
  これこそ、妖精の囁きかも知れません。 ~なんて。

   炎天下の道からここに入り込みますと、しばしの涼。
  何せ、両側から腕? を伸ばして、天然の日除けを作ってくれているのですから。
  そして小径は、影絵模様付きのそれに変身です。


   これが、
   『アンの世界』 でしたら・・。

   そこかしこで駒鳥が遊び、
  かぐわしい羊歯(しだ)の匂いや、
  樅の葉っぱの香りに包まれるの
  でしょう。当然、森に続く径。

   でも私だって、目を瞑(つむ)れば、
  『アンの世界』 に、
  いとも簡単に、入り込めますもの。

   ところで、奇しくもそんな思いにぴったりの、こんな記述が・・。
  それにしても、その影は・・物憂い、斑(まだら)の影ですか・・。
  素敵な描写ですね。

   “・・・グリーン・ゲイブルズの2ヶ月、小川のたもとの露に濡れた、
  かかとまで埋まる、かぐわしい羊歯、『恋人の小径』 にたゆたう、
  物憂い、まだらの影、ベルさんの牧場の野苺のいちご、『お化けの森』の
  鬱蒼とした美しい樅! 心に翼が生えた気がします。・・・”

                                         【「アンの幸福」18.】