今日も、な~んにもない
空で明けました。
残暑が厳しそうな予感。
昨日もそうですが、やはり、
日中はかなり暑くなっています。
でも、カラッとした暑さ。
おまけに夜には涼しくなりますので、
まだまだ我慢出来ます。
“最後の夏” を満喫するには、
十分ですね。
とは言いながら・・・今日は、
昨日以上の厳しい暑さになっています。
そんな中、買物の帰り道、
リラ版 「輝く湖水」 のすぐ側にある、
桜の並木道までやって来ました。
【前回】、ここに来た時は、
生憎の曇り空。
木の写真は遠慮したのですが、今日は一転して、木々の緑は煌めき、
折からの風に気持ち良さそうに、サワサワと揺れています。
アンの言う、“風の奏でる音楽” ですね。
それは、何事かを囁き合っているようにも・・。
これこそ、妖精の囁きかも知れません。 ~なんて。
炎天下の道からここに入り込みますと、しばしの涼。
何せ、両側から腕? を伸ばして、天然の日除けを作ってくれているのですから。
そして小径は、影絵模様付きのそれに変身です。
これが、
『アンの世界』 でしたら・・。
そこかしこで駒鳥が遊び、
かぐわしい羊歯(しだ)の匂いや、
樅の葉っぱの香りに包まれるの
でしょう。当然、森に続く径。
でも私だって、目を瞑(つむ)れば、
『アンの世界』 に、
いとも簡単に、入り込めますもの。
ところで、奇しくもそんな思いにぴったりの、こんな記述が・・。
それにしても、その影は・・物憂い、斑(まだら)の影ですか・・。
素敵な描写ですね。
“・・・グリーン・ゲイブルズの2ヶ月、小川の畔の露に濡れた、
踵まで埋まる、かぐわしい羊歯、『恋人の小径』 にたゆたう、
物憂い、斑の影、ベルさんの牧場の野苺、『お化けの森』の
鬱蒼とした美しい樅! 心に翼が生えた気がします。・・・”
【「アンの幸福」18.】