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わりと爽やかな天気だった昨日。
翻って今日は、薄日は射している
ものの、大層蒸し暑くなっています。
午後になると下がる湿度も今日は
あまり下がらず、今なお70%近く。
この蒸し暑さ、
何とかならないかと思うのですが・・。
物事には、必ず良い面と悪い面、
両方あるそうですから、嘆いてばかりで
なく、良い面も見る事に致しましょう。
さて、今日の写真。
ワイングラスとしては分厚い、
所謂、カントリー風のものです。
今日これを取り上げたのは、もう随分、
昔になりますが、フランス映画を
観ていましたら、これとそっくり同じ物が
映し出されたのです。
映画の題名は、「愛を弾く女」? だったと思うのですが定かではありません。
同時期に観た、もう一つの映画だったかも知れません。(生憎、名前を失念。「○○の朝」?)
“アッ、同じ物!!”
今となってはその印象だけが強くて、ストーリーも何も覚えていません。
二人の屈強な髭面(ひげづら)? の男が、このワイングラスに、ゴクン、ゴクン、ゴクン・・と
小気味良い音を立て、注いでいるシーンだけは鮮明に覚えているのですが・・。
ワイングラスは、それこそピンからキリまでありますが、
このグラスは、カントリーだけあって素朴で日常使いの物です。
そうそう、これも分厚い木のテーブルも印象的でしたっけ。
私は、ワインにそれほど詳しい訳ではありませんが、
フランスでは法律によってワインを品質ごとに分類しているそうですね。(四つ)
ワインは、例えテーブルワインでも優雅な気分になりますもの。
ある意味、魔法がかかっている飲み物かも知れませんね。
【1.ヴァン・ド・ターブル】 日常的に大量に消費される、「テーブルワイン」。
【2.ヴァン・ド・ペイ】 ある産地の葡萄のみを使った、「地ワイン」。
【3.VDQSワイン】 特定地域の優良ワインでラベルに保証マークが付いている。
ただし、4.に比べ規制は緩やか。
【4.AOCワイン】 1935年の原産地統制呼吸法(AOC)に基づく最上級ワイン。
ポアロのイギリスは紅茶文化ですが、ワインのみならず、
フランスの食文化の奥の深いこと! 溜息です。
最後に。余談になりますが、時は江戸時代末期。
浦賀沖にやって来た、ペリー提督率いる黒船。そこに乗り込んだ幕府の高官。
初めは気味悪がって口をつけようとしなかった、謎の赤い液体。
思い切って飲んでみると大層美味。こんな飲み物があったのかと一応に驚き・・。
この噂を聞きつけ、次から次へと黒船に乗り込んで来た、高官たち。
そして誰もが赤い顔をして降りて来たとか来なかったとか。いやはや・・。