快晴の空が続きます。
梅雨明けして以来、
1滴の雨も降りません。
聞く処によりますと、
2007年以来の猛暑だとか。
でも、あの時よりは、
ましな気がします。
何と言ってもあの当時は、
起き抜けに既に30度でしたから。
でも、夏が暑いのは当たり前。
暑い、暑い・・なんて言っていられません。
~なんて。折しも今読んでいる小説、藤沢周平作 「漆の実のみのる国」 では・・。
時の名君、米沢藩、
上杉治憲の治世下。
「やまない雨はない」 と言いますが、
その年は、来る日も来る日も冷たい雨。
いつまで経っても梅雨が明けません。
太陽の有り難みを痛い程感じながら、
お天気だけは神のみぞ知る・・。
そして失望。
世に言う、「天明の大飢饉」 です。
さて、外は炎天下。
無論、こんな日には
外出したくありません。
それでも私は、自転車で。
でも意外に? 冷房の効いた室内に
いるより気持ち良いものでした。
仰ぎ見る空は真っ青。
確かに太陽の下は暑いけれど、
風を切る自転車。一歩、木陰に入りますと・・。
大きく腕を伸ばした木の下は、
自然の天幕。
風が吹くとサワサワと葉っぱを
揺らします。そして小鳥の声。
勿論、高原ではありません。
リラ版、「輝く湖水」 での
出来事です。
一方、足許に目を遣れば・・。
ピンクの昼顔が今、盛りです。
眩し過ぎる太陽の下では、
このピンク、あまり目立ちませんが、
ふっと心和むピンクです。
花言葉は、「絆、親しい付き合い」。
細いけれど強靭な蔓と白い地下茎を
伸ばして枯れる事のない性質から
生まれたようですね。