【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

朱夏の粧い

2010-07-25 16:38:58 | 香る庭の花綴り




   「ジ、ジ、ジ、ジ~!」
  蝉の啼く声にも拍車がかかります。

   昨日より今日、今日より明日・・と?
  毎日、毎日、暑さを更新して
  いるかのような日々。

   その証拠に今朝などは、
  午前8時に30度です。

   せめて一雨来たら・・と思うのですが、
  残念ながら、その気配すらありません。

   さて、のっけから真っ赤な写真。
  こちらに折角訪れて下さった方、
  暑さが倍増したかも知れませんね。

   私思うに・・本当に遠慮深いカンナが
  暑くなるのを待っていたかのように、
  満を持して開花しました。

   通り径にせり出すように咲いていたカンナが、
  いつの間にか奥へ、奥へと移動して行ったのは、つい最近の事。

   でも、その姿は健在で真っ赤な花びらは、まるで燃え盛る炎のようです。
  このカンナ、インドが原産なのですね。
  その意味でも仏教的な・・とりわけ人の心が分かる慈悲深い花なのかも知れません。 

   ところで、
  カンナの花言葉は、「妄想」

   やはりと言いますか・・
  「妄想」 という言葉、
  ちゃんと仏教用語にあるのですね。

   “仏教で、正しくない考え。
  真実でないものを真実とする事。”
  ~とあります。

   この花の持つ、目の眩(くら)むような
  強烈な花のイメージから生まれた
  ものなのでしょう。幻惑・・でしょうか。

   そして、こちらの赤い花は、
  「小海老草(コエビソウ)」。
  別名、「ベロベロネ」。

   5月頃から咲いていますから、
  既に相当長い期間になります。
  
   その上、植えたものではありません。
  裏のお宅からの風の贈り物?

   おまけに丈夫なこと!
  ある日、花瓶に挿しましたら・・僅かな日数で発根しましたもの。
  (感覚的には2、3日という印象)そのあまりの生命力には驚かされたものです。

   あまり好きな花ではないのですが、意外や意外、花言葉は 「女性の美しさの極致」 とか。
  「キツネノマゴ科」 のこの小海老草には私などには分からない、
  不思議な魅力があるのかも・・なんて思っています。