「ジ、ジ、ジ、ジ~!」
蝉の啼く声にも拍車がかかります。
昨日より今日、今日より明日・・と?
毎日、毎日、暑さを更新して
いるかのような日々。
その証拠に今朝などは、
午前8時に30度です。
せめて一雨来たら・・と思うのですが、
残念ながら、その気配すらありません。
さて、のっけから真っ赤な写真。
こちらに折角訪れて下さった方、
暑さが倍増したかも知れませんね。
私思うに・・本当に遠慮深いカンナが
暑くなるのを待っていたかのように、
満を持して開花しました。
通り径にせり出すように咲いていたカンナが、
いつの間にか奥へ、奥へと移動して行ったのは、つい最近の事。
でも、その姿は健在で真っ赤な花びらは、まるで燃え盛る炎のようです。
このカンナ、インドが原産なのですね。
その意味でも仏教的な・・とりわけ人の心が分かる慈悲深い花なのかも知れません。
ところで、
カンナの花言葉は、「妄想」。
やはりと言いますか・・
「妄想」 という言葉、
ちゃんと仏教用語にあるのですね。
“仏教で、正しくない考え。
真実でないものを真実とする事。”
~とあります。
この花の持つ、目の眩(くら)むような
強烈な花のイメージから生まれた
ものなのでしょう。幻惑・・でしょうか。
そして、こちらの赤い花は、
「小海老草(コエビソウ)」。
別名、「ベロベロネ」。
5月頃から咲いていますから、
既に相当長い期間になります。
その上、植えたものではありません。
裏のお宅からの風の贈り物?
おまけに丈夫なこと!
ある日、花瓶に挿しましたら・・僅かな日数で発根しましたもの。
(感覚的には2、3日という印象)そのあまりの生命力には驚かされたものです。
あまり好きな花ではないのですが、意外や意外、花言葉は 「女性の美しさの極致」 とか。
「キツネノマゴ科」 のこの小海老草には私などには分からない、
不思議な魅力があるのかも・・なんて思っています。