こちらは久し振りの雨となりました。
それもこの処、すっかりお馴染みとなってしまった、
激しい雨ではありません。そぼ降る雨。
お陰様で、あの猛暑からはひとまず解放されました。
庭の木や草花も、もう干上がる? 寸前でしたので心なしか嬉しそうです。
さて今年も、槿花(きんか)、「木槿(ムクゲ)」 の花が、
何日か前から次から次へと咲き始めました。(こちらは 【去年】 の記事)
ハイビスカスに似たこの花が咲くようになると、本格的な暑さに・・
というのは、本当ですね。
しかしながら、朝開いたかと思うと夕方には萎んでしまう花。
今日のタイトルにもなりました、「槿花一朝の夢」 は、
栄華の儚(はかな)い事を木槿の花に例えたものです。
こんな諺(ことわざ)からも分かりますように、わが国への渡来は古く、(中国、インド原産)
万葉の時代には、庭植えにされていたようです。そう言えば・・。
「万葉集」 で詠まれた秋の七草の 「朝顔」 は、
「桔梗」 という説と 「木槿」 という説がありますものね。
(更に今の朝顔で良いという植物学者もいます)
最近の木槿は品種改良の結果、
早咲きになったようです。
本来は、秋の花木。
ですから歳時記では、
秋の季語とされています。
ハイビスカスもそうですが、
この木槿の花も 「アオイ科」。
この 「アオイ科」 に代表される花は、
何と言っても
「立葵(タチアオイ)」 でしょう。
「真夏の麗華」 と
言われる所以(ゆえん)です。
一方、こちらはもう一つの
七変化の花、「ランタナ」。
(【以前】 のランタナ)
右上は、一昨日撮った写真ですが、
今日は、こんな風になりました。
面白いですね。
今日は何度も騙された雨。
今度こそ、雨も上がったようです。見る見る間に青空が・・。