【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

明日咲く花

2010-07-18 16:45:16 | 香る庭の花綴り


 


   寝惚け眼で、チラとカーテンを開けた
  その目に飛び込んで来たもの。

   思わずハッとし、
  次には思い切り良く開けていました。

   それは想像だにしなかった
  紺碧の空。360度、何もない空。

   思わず、「真っ青!」 と
  呟いていました。

   プラス、燦然と輝く太陽。
  となりますと・・当然、朝からうだるような暑さ! 
  ~となりますね。(写真は、その後の空)

   それが違うのです。カラッとした爽やかさ。
  またしても、こんな時の定番の言葉・・そう 「高原の朝」 なのです。

   「あら、スーザン、普通の日なんてものはないわよ。
  どの日もどの日も他の日にないものを持っているんですもの。
  そう思った事はなくて?」
   
   「その通りなんですよ、奥さん。
  この前の金曜日でさえそうでしたものね、
  1日中雨が降って鬱陶しい日でしたがね、
  3年間も花を付けなかった 私の大きなピンクのゼラニウムが
  とうとう蕾を見せたんですよ。・・・ 略 ・・・」

                                       【「炉辺荘のアン」 第3章】

   そう言えば・・昨日の・・瑠璃色の 「ブルーサルビア」。
  その周りをぐるっと取り囲むように咲いている 「半夏生」 も、
  今日は、心地良い風に花穂を大きく揺らしていますもの。
  昨日は背筋を伸ばして、ス~ッと立ち尽していましたものね。

   アラッ・・? その傍には、いつの間に 「白粉花(オシロイバナ)」・・?
  見慣れている庭だって、昨日とは違います。そして冒頭の写真。

   スーザン と私も全く同じです。
  庭の片隅に挿木で植えた、「ランタナ」 が蕾を付けました。
  
   スーザンの 「ゼラニウム」 もそうですが、至って簡単に育てられる 「ランタナ」。
  それなのに、この3年間、全く花芽が付かなかったのですから。
  半ば諦めていたものに花芽が付いた喜び。これも昨日にはなかった事です。



   それにしても。前述の 「ランタナ」 や 「カンナ」 のように明日咲く花あれば、
  そろそろ終わりを告げようとしている 「紫陽花」。

   そんなこんなで雨の中では、あんなに輝いていた紫陽花も、
  今日のような青空にはどうしても感じてしまう、いいえ漂う寂寥感。
  
   そんな紫陽花の葉っぱの中に何やら赤いものが、チラチラ・・。
  気になって近付いてみますと、「チェリーセージ」 の花でした。
  
   去るものと、これから初冬まで咲き続ける花。
  その勢いの差は歴然です。
  今、ほんの一鳴きですが蝉の声。いよいよ夏本番です。