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花はほとんど全部、秋じゅう夢のように美しかった あの見事な私の紫苑も2週間前に 黒く霜枯れてしまったが、花壇の周りには まだ、ふわふわした白いアッサムがぐるっと 取り巻いていた。煙ったように 赤い狩猟月が丁度、梢の上に出て来た。 西の方の黒ずんだ木が2、3本立っている 白い小山の後ろは赤黄色に輝いている。 晩秋の夕の末枯れた風景につきものの 妙に深い悲しさを雪は追い払ってしまい、 古いニュームーンの斜面や牧場は微かな 月明りにお伽の国と化していた。 【「エミリーはのぼる」 第16章】 |
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穏やかで、まるで春のように優しい空で明けた空。
こちらは今日も秋晴れの天気を迎えています。
早いもので今日から11月ですね。
素敵な 『アンの世界』 も11月は上記の通り。
こちらは、これから色鮮やかな紅葉の季節を迎えます。
ちょっぴり、『アンの世界』より優越感に浸る季節。
とは言え、それこそ素敵な季節はアッという間に過ぎ去ります。
後1ヶ月もすれば年賀状の心配をしなければならないと思いますと、
月日の通過するスピードに、おののいている私がいます。
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穏やか・・と言いますと、
これもあくまでも穏やかな海、瀬戸内海。
恒例の山口詣で? に出掛けて来ました。
およそ、半年振り。
( 【前回】 よりは短かったけれど)今回も全走行距離は、
千キロを越えました。しめて1,036km。
写真は早朝の象鼻ヶ岬。薄紫色に染まる世界です。
前日の雨も上がり、早朝、
薄紫色だった世界は、日の出と共に煌く黄金色に。
もうすっかりお馴染みの景色ですが、
鏡のような海を見るともなく見ていますと・・。
日頃の憂(う)さなんて、コロッと忘れてしまいますね。
※ 長くなりましたので明日に続きます。