【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

瑠璃色の雅(みやび)

2011-11-05 17:01:17 | 趣味の器(壺)~その他

【光線の加減でいかようにも・・】






「・・・でも、あたし、あんたに は好きでないわ。
いいえ、やきもちから言うんじゃないのよ。
はあんたに似合わないの。
あまりにエキゾチックで ――
あまりに熱帯的で ―― あまりに嬌満きょうまんですもの。
とにかく、髪に挿してはいけないわ」
「いいわ、やめましょう。
実は自分でも は好きでないの。
あたしに関わりがないように思えるのよ・・・」
                  【「アンの愛情」 第26章】



   一旦は、写真のように
  日の出を見た今朝でしたが・・。

   今日は、ごく弱い雨降りに
  なっています。

   何だかここ最近、土日にお天気が
  崩れる事が多くなっていますね。

   気温もここ数日、
  大層暖かい毎日でしたが、
  この雨を境に本来の気温に戻るとか。
  今はまだ暖かいですが・・。
  



【こちらは 【以前】 、貰ったお皿】


   さて、今日の写真。私の大好きな瑠璃色のお皿です。「香蘭社」 製。
  (光線の加減で黒っぽく見えますが、あくまでも瑠璃色です)
  
   そのお皿のタイトルも、「蘭の香」。(冒頭の写真)
  まさに社名を地で行くようなお皿ですね。

   私も上記の アン 同様、蘭は特別好きと言うのではありません。
  でも香蘭社製のものは別。薔薇でなくったって蘭でもカーネーションでも OK。

   それにしても大きな口を叩きますこと、頂き物で。
  実は、私の持ち物で香蘭社製のものは、全て叔母からのお下がり。
  今回、又々、貰って来たという訳です。
  
   そのお皿。微妙な光線の加減で花の色も、いかようにも変わります。
  その光沢は、ともすれば漆器のようにも見え・・。
  
   そしてこのお皿を眺める度に、
  これも瑠璃光寺の五重塔に思いを馳せ・・。
  「瑠璃光寺」・・何て素敵な名前のお寺なのでしょう。

   ところで折角ですので、香蘭社の事を少々。
  何と創業は元禄時代だそうですね。(元禄2年)

   明治11年、パリ万博名誉金牌(ぱい)受賞。
  明治29年には宮内庁御用達(ごようたし)等など・・
  国内は言うに及ばず、世界各国の博覧会で数々の輝かしい歴史があります。

   そうそう今日のお皿のような瑠璃色。
  古代エジプトで珍重されたラピスラズリに似た瑠璃釉(うわぐすり)製品は、
  「香蘭社調」 とも言われる独特の色のようです。