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【信楽焼(しがらきやき)】
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・・・そのうちに 小春日和 の日光の魔術に浸った 1週間が続き、寒さが身に沁みる夕べには 母は炉格子の焚きつけにマッチを擦り、 スーザンは夕食に焼き馬鈴薯を添えた。 そのような晩には大きな暖炉が 一家の中心となり、夕食後その周りに 集まる時が1日のうちで最も楽しい時であった。 【「炉辺荘のアン」 第29章】 |
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快晴の空になりました。
今(15時現在)は、
全く何もありません。秋晴れ。
淡い水色の空が広がっています。
それにしても昨夜から
今朝にかけて、冷えたこと!
逆に日中は暖かくなりました。
所謂(いわゆる)小春日和ですね。
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さて、今日の写真。今日は私の大好きな壺を。
これまで好きだと申しながら、珈琲カップに比べ、
こちらのブログには、ほとんど登場しませんでしたね。
強いて挙げるなら・・お茶タイムの背景として小さな花瓶が少々並ぶ程度。
しかしながら、この壺だけは大小様々な物が我家に溢れ返っています。
大きな物はテーブルや鉢置き台に、傘立てに。
特に壺のテーブルは、内に外に大活躍。
そんな中で、今日は 「信楽焼」 を取り上げます。
「信楽焼」 は 「日本六古窯」 の一つとして有名です。
【他に瀬戸、常滑(とこなめ)、越前、丹波、備前焼】
その歴史は古く、始まりは今から1200年以上も前の聖武天皇の時代とか。
商売繁盛で有名な狸の置物と、茶色とグリーンのイメージが一般的ですが、
(扇形のお皿がそうですね) それこそ種々雑多。
扇形のお皿は昨日、コロッケを載せていたもの。
大小の丸い壺は、ご覧の通りのグレー系。金箔が施してあります。
壺の形は、こんな風に丸い物、長方形、ずんぐりむっくり、歪(いびつ)な物と様々。
それらを眺めていると不思議に心が落ち着きます。
作り手の心と土の息吹(いぶき)のようなものも感じられて。
同時に買い求めた時の思い出も浮かんで来たり。
私にとっては、なくてはならない物の一つになっています。