【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

街角の浪漫

2011-11-12 22:02:58 | レトロ(素敵)な空間~散策












アンはいつも日の出前の、
妖精と昔の神々のものであるあの神秘的な
30分
に間に合うよう早く起きるのが好きだった。
アンは教会の尖塔の後ろだけ金色の、
薄い薔薇色の朝空や砂丘の上に広がる薄い
半透明の日の出の輝き、村の家々の屋根から
勢い良く渦巻きながら立ち昇り始める
煙を眺めるのが好きだった。
                 【「炉辺荘のアン」 第15章】


   

   こちらの日の出前の、
  “妖精と昔の神々のものである神秘的な30分” は、こんな空になりました。
  それにしても慌ただしい朝の時間も、言い方一つでロマンティックですこと!

   昨日の変わらない真珠色の空と違って、刻々と変わる今日の空。
  こんな刹那の空は、空気が澄んでいる今の季節だからこそ。
  まさに空の芸術ですね。












   

   さて、私は今日も道草です。
  いつも横目で眺めて通るだけのこのお店。

   何年振りでしょう、こんな風に写真に撮るのは。
  瀟洒(しょうしゃ)な住宅が立ち並ぶ、
  住宅地の急な坂道を降りた所の角にあります。

   ふとパリの街角にでも迷い込んだような空間。
  案の定と言いますか・・お店の前には、
  “シャンソン教室生徒募集” の張り紙も。

   折しも、どこからか枯葉が、ひらひら舞い落ちて来て。
  それが結構絵になります。つい 「枯葉よ・・」 ~なんて口ずさんでみたり。
  「枯葉」 と言えば、イヴ・モンタンでしょうか・・。

   そうそう裏側に廻ると螺旋(らせん)階段があります。
  これにも、ビッシリ蔦が絡まって。何と趣きがあるのでしょう。
  「想像の余地」、いつにも増してフル回転だった事を付け加えて置きます。