【庭から採って来た 「金魚草」 を硝子の靴に】
その年は冬の到来が遅く、 季節は大変暖かだった。 地面には雪もなく、ジョー・レイモンドのボートが 青岬の砂浜に打ち上げられてからひと月ほどして、 庭をぶらぶら歩いていたサイラは もつれ合った葉の陰に数輪の パンジー が 咲いているのを見つけた。 【「アンをめぐる人々」 10.】 |
雲一つない快晴となりました。
こんな空は本当に久し振り。
こんな時、右を向いても
左を向いても前も、後ろも・・
青 ― 青 ― 青という常套句が
つい出て来ます。
そんな空のせいか朝は
随分、冷えましたが、
これでも暖かいくらいでしょう。
日中は日光のお陰でぽかぽかです。
そんな日溜りに未だに
咲いている金魚草。
この金魚草、『アンの世界』
では勿論、A・クリスティーの
ミス・マープル物にもよく登場します。
例の 硫黄色の金魚草 も
記憶に新しい所ですね。
それにしても・・。
「日本のアンの世界」、北海道にさえ、早くも雪が降りましたのに、
あの 『アンの世界』 にも冬の訪れの遅い年があった・・。
今のこの気候は、確かに異常気象でしょうが、
そう思う事によって僅かばかり慰められてもいます。
さて、今日の写真。ここで訂正とお詫びがあります。
【15日付】 のブログに1輪挿しの花瓶が純銀と記しましたが、
間違っていました。正しくは97%の“錫(すず)”。
あれから暇があれば、スプーンを探しているのですが、出て来ません。
代わりに出て来たのが 「セルウィン・ピューター」 のワイングラス。
すっかり忘れていた代物です。確かシンガポールで求めた物。
箱の上に97%、TINと書いてあるではありませんか・・。
TINとは “錫”。道理で光沢がなかったと。
~なんて、言い訳をしても始まりませんね。
奇しくも1輪挿しと同じメーカー。龍の絵に見覚えがあります。
ところで、この錫のカップで頂くワインは、
より味がまろやかになり、すこぶる美味との事。
そして花は、より長持ちする効果があるのだとか。
今日は、久し振りに 「アースライトキャンドル」 も取り出した事ですし、
折角ですので、このワイングラスで頂くことに。
お味は・・? う~ん、ちょっと分かりません。
これからは、しまい込まないでせっせと使う事に致しましょう。