【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

真夏の侘(わび)姿

2012-08-05 17:12:07 | 香る庭の花綴り


【侘姿の 「半夏生(ハンゲショウ)」】







快い8月の日光
暖められた空気が流れ込み、
外ではポプラの枝が
風にサワサワと音を立てて揺れていた。
その向こうには 『恋人の小径』 が
人の心を魅するように曲がりくねって
奥の森に続き、今なお赤い実りを
ふんだんに付けている古い林檎林が見えた。
                 【「アンの夢の家」 第1章】


   

   目覚めた途端に飛び込んで来たのは、
  けたたましく啼く蝉の声。これぞ、蝉時雨(せみしぐれ)。

   枕元の時計を見ると、まだ午前6時。
  もう少し眠れる・・と、ついウトウト。

   しかしながら昨夜、試合途中(1セット終了時)で
  眠ってしまった、バドミントンの試合結果も気になります。
  でも2セット目の方が良い試合でしたのですね。

   そんなこんなで結局、起床する羽目に。
  気温は相変わらず。今日も風の強い1日となっています。








【こちらは艶姿(あですがた)】



   


   さて、そんな今日。
  快い8月の日光 『アンの世界』 には到底及びもつきませんが、
  何気に眼をやった、視線の先に垣間(かいま)見えるのは海老草。

   今日は風がありますから、前後左右に大きく全身を揺らしています。
  勿論、ポプラではありませんからサワサワと音は立てませんが。

   しかしながら海老草の名前の如く、スイスイ泳いでいるようにも。
  でも、この海老草、一体いつの間に・・?

   元々は西側に生えていたもの。(しかも風の贈物)
  本家本元は既に葉っぱだけになっていますのに、
  こちらはすこぶる元気です。

   ハッとしたのは、すぐお隣の半夏生。(冒頭の写真)
  一時は庭全体をまるで白い蝶が舞っているように、
  席巻(せっけん)していましたのに。

   こんな時、季節の移ろいを感じる瞬間です。
  それにしても半夏生とは対照的に元気の良い海老草と薔薇。
  こちらは未だに躍動感に溢れています。

   それだけに半夏生の姿に “もののあはれ” を感じてみたり。
  アララ・・こんなに暑いのに、早くも気分は秋?

   そう言えば・・虫の鳴き声も聞こえて来るようになりましたものね。
  夏の最盛期ですが、それでも静かにゆっくり・・
  “秋” の足音は近付きつつあるようです。