【水色の地に藍の花 「七寳玉釉唐草」 ~ 安藤七宝店】
【青磁の壺 (宇野 宗堯) & 飾り皿(有田焼 「今右衛門」】
青い陶器の空 に空が澄んで、 真昼静かに、その郊外の道の辺りの松林に、 松の淡黄の花粉が散る ―― 【吉屋信子作 「女の教室」】 |
起床時は雲、一つない青空。
しかも雨が降ったようで、キラキラ、キラッ~☆
雨粒の宝石を纏(まと)った植物達の美しいこと!
その中でもひと際、目を引く薔薇。
どんなに暑くても変わりなく凛と咲く姿に、
どれだけ勇気を貰った事でしょう。
そんな薔薇でさえ、
今朝ばかりは満面の笑顔のように見えるのです。
【こちらは昨日の壺】
さて、今日の写真。
「青い壺」 なんて、そのものズバリのタイトルですが、
シンプルなそれには、神秘性を感じます。
そう言えば、同名の小説が有吉佐和子の本にありますね。
もう一つ、A・クリスティーの小説(短編)には、
「青い壺の謎」 と言うのも。
いかにもミステリー性たっぷりですが、
この短編は、珍しくミステリーではないようですけれど。
それにしても、青い壺には独特のものがありますね。
ところで青が好きな事は、再三述べていますが、
硝子ならまだしも、陶器にはあまりありませんね。
色もそうですが、ヒンヤリした感触も夏にピッタリです。
8月も後、1週間。滑り込みセーフと言った処でしょうか・・。
そうそう今日の引用文の 「青い陶器の空」。
冒頭の写真のような陶器(実際には七宝)なのかも知れません。
壺の地色は写真では白に見えますが、実際は水色です。
この壺を見て大いに納得したという次第です。