【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

女王の風格

2012-08-12 16:46:26 | 薔薇の追憶





【凛と咲く 「公爵夫人の薔薇」】


【きのうの薔薇 「淑女の薔薇」】







「あの 赤い薔薇 をご覧なさい、レスリー ――
他のものをみな女王のように
威圧しているではありませんか!」
「私、赤い薔薇 が大好きですの。
(中略)
私は真紅のが欲しいんですわ。
私の内にある他の花では
満たす事の出来ない、私の内にある
ある熱望を満たしてくれるんです!」          
              【「アンの夢の家」 第37章】


   



   こちらは又、カンカン照りの夏が戻って来ました。
  気温は一時に比べ、2、3度低いのですが、
  湿度があるのでたまりません。

   おまけにカラッとした “秋” を僅かでも感じた分、
  とりわけ暑さが堪(こた)えます。
  今年も残暑、厳しそうですものね。














   さて先日の薔薇、
  リラ版 「淑女の薔薇」 に続き、
  「公爵夫人の薔薇」が開花。

   この2種類の真紅の薔薇が、
  律儀に順番に開花しています。

   厳しい暑さをものともせず、
  誇らしげに堂々と。

   薔薇はいつだって
  厳粛で華麗。

   他の花の中には
  うなだれたり俄かに元気を
  なくしている花もある中で。

   こんな薔薇に接するにつけ、
  ついつい暑さのために
  大儀で不機嫌な顔をしている
  事が恥ずかしくなります。

   そんな時見つけた薔薇の詩。
  三好達治詩集から。

   残念ながら季節は、
  夏ではなく冬ですが・・。
  厳しい気候でも凛と咲くという事なのでしょう。



     【いまこの庭に】        三好達治

いまこの庭に 
薔薇の花一輪
くれなゐふかく咲かんとす

彼方かなたには
昨日の色のさみしき海

また此方こちらには
枯枝の高きにいこふ冬の鳥

こはここに何を夢みる薔薇の花

いまこの庭に
薔薇の花一輪
くれなゐふかく咲かんとす