あの陰気な古い家の中にさえ、 いくらか日光が差し込み、 家の外は踊る木々の梢の影のため、 いっそう美しくなっています。 【「アンの幸福」 最初の1年 12.】 |
こちらは起床時からの “朝から太陽” が戻って来ました。
所謂(いわゆる)、カンカン照り。
照れば照ったで猛暑、降れば降ったで大雨。
なかなか上手い具合には行きませんね。
とは言え、昨日は1度も耳にしなかった蝉の声も。
しかしながら、その時間は随分、短くなったような気がします。
尤も蝉自体、例年に比べ少ない気がしてなりません。
その割に抜け殻は沢山見ましたが・・。
今年ばかりは “煩(うるさ)い” と思う間もなく、
今に至ったようです。今日などは思わず聞き入りましたもの。
外は炎天下ですが、家の中にはそろそろ秋の気配も。
ついこの間まで遥か頭上にあった太陽ですが、
いつの間にか陽の光が家の中に入るようになって来ました。
ゴーヤの葉の踊る影。
チラチラと揺れるそれは、陽炎(かげろう)のようにも。
今日の引用文とは逆の光景ですね。幻想的です。
さて今日の写真。
柔道金メダリストの松本選手は妖精を見たとの事ですが、
こちらはその妖精が織った糸・・・~なんて。
ご覧の通りの蜘蛛の巣ですが、それは虹色の糸ですものね。
太陽の魔法を借りていますが、綺羅の如く輝いています。
因みに 「綺」 とは綾織りの絹の事。
「羅」 は薄い絹織物の事を言うそうです。
かつて高貴な人が身に付けていた美しい衣裳。
「綺羅を飾る」 「綺羅を磨く」 とは、美しく装う事だとか。
蜘蛛の糸から大層な飛躍になりましたが、悪しからず。