【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

綺羅(きら)の輝き

2012-08-16 17:06:57 | 四季のスケッチ











あの陰気な古い家の中にさえ、
いくらか日光が差し込み、
家の外は踊る木々の梢の影のため、
いっそう美しくなっています。           
           【「アンの幸福」 最初の1年 12.】


   



   こちらは起床時からの “朝から太陽” が戻って来ました。
  所謂(いわゆる)、カンカン照り。

   照れば照ったで猛暑、降れば降ったで大雨。
  なかなか上手い具合には行きませんね。

   とは言え、昨日は1度も耳にしなかった蝉の声も。
  しかしながら、その時間は随分、短くなったような気がします。

   尤も蝉自体、例年に比べ少ない気がしてなりません。
  その割に抜け殻は沢山見ましたが・・。

   今年ばかりは “煩(うるさ)い” と思う間もなく、
  今に至ったようです。今日などは思わず聞き入りましたもの。

   外は炎天下ですが、家の中にはそろそろ秋の気配も。
  ついこの間まで遥か頭上にあった太陽ですが、
  いつの間にか陽の光が家の中に入るようになって来ました。

   ゴーヤの葉の踊る影。
  チラチラと揺れるそれは、陽炎(かげろう)のようにも。
  今日の引用文とは逆の光景ですね。幻想的です。

   さて今日の写真。
  柔道金メダリストの松本選手は妖精を見たとの事ですが、
  こちらはその妖精が織った糸・・・~なんて。

   ご覧の通りの蜘蛛の巣ですが、それは虹色の糸ですものね。
  太陽の魔法を借りていますが、綺羅の如く輝いています。

   因みに 「綺」 とは綾織りの絹の事。
  「羅」 は薄い絹織物の事を言うそうです。

   かつて高貴な人が身に付けていた美しい衣裳。
  「綺羅を飾る」 「綺羅を磨く」 とは、美しく装う事だとか。
  蜘蛛の糸から大層な飛躍になりましたが、悪しからず。