【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

青の美意識

2012-08-19 17:17:07 | 香る庭の花綴り

【再び咲いた白百合】








田舎町の旧暦の盆は、もの寂しい中に
言い知れぬ哀れな風情があった。
夏もこうとして、
垣の朝顔の花が日に日に小さくなる。
星が夜毎に冴えて来る。
畑の茄子なすのうらなりなども、
殊更ことさらに哀れである。
                 【吉屋信子作 「地の果まで」】

 







【ボッグセージ】


【露草】



                                  【後ろ美人】


   昨晩は夕立のお陰で、
  10度近くも気温が下がりました。

   久し振りに熱帯夜から
  解放された夜。

   しかしながら束の間の涼。
  今日は厳しい暑さに逆戻りです。

   ただ蝉の鳴き声は
  1度も聞いていません。
  この時期特有の一抹の寂しさ。

   そんな中、今日も朝顔を
  初めとした 「青」 に元気を、
  再び咲いた百合の 「白」 には
  清々しさを貰っています。

   さて、連日の 『アンの世界』
  から今日の引用文は、
  大正時代の 『日本の世界』。

   所謂(いわゆる)、
  『アンの世界』 に1番、近い時代。

   と言いますか・・。
  モンゴメリーが、この 『アンシリーズ』 を執筆した時代と重なります。
  ~なんて。話が逸れましたね。






 
【ブルー・サルビア】


   


   100年経った今は、旧盆を過ぎても盛夏並みの暑さ。
  朝顔は小さくなるどころか今や、1日中咲いています。

   それよりも 「星が夜毎に冴えて来る」
  ~なんて、何て素晴らしい世界なのでしょう。

   文明の発達と共に失ったものの大きさ。
  とは言ってもその答えは一朝一夕には出ないでしょうけれど。

   そうそう、「青い花」
  ノヴァーリスの小説に、そのものズバリの 「青い花」 と言うのがありますね。

   到達し得ない理想への憧れを描いたものですが、
  古今東西、青い花には神秘的で近寄り難いものがありますね。